『鬼武者 Way of the Sword』クリア 時間?一周して分かった目安【鬼武者WS】
発売から間もない今、「結局、本編は何時間で終わるのか」が一番気になっている人は多いはずです。自分も体験版から本編まで通してプレイしたので、公式の「約20時間」という数字が実際にどう感じるか、どこで伸びるのか、どこで短縮できるのかを、プレイした側の感覚でまとめます。
先に結論だけ書いておくと、ストーリーを追うだけならおおよそ20時間前後。寄り道や収集をそこそこ拾いながら進めると25時間前後。一週目でサブも集め切ろうとすると30時間を超えます。プラチナや最高難易度まで見るなら、二週目込みで60時間以上を見ておいた方がいいです。
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このゲームがどういう作品か
『鬼武者 Way of the Sword』は、前作『新 鬼武者 DAWN OF DREAMS』から約20年ぶりとなるシリーズ完全新作です。過去作の知識は要りません。世界設定も一から組み直されていて、初めての人でもそのまま入れます。
舞台は、瘴気で歪んだ江戸時代初期の京都。主人公は剣の道を極めるために京へ来た宮本武蔵(声・細谷佳正、フェイスモデルは三船敏郎)。道中で「鬼の籠手」を授かり、異形の幻魔と戦うことになります。ただし武蔵自身は、この力をあまり喜んでいません。自分の剣だけで道を切り拓きたい男が、望まない力を背負わされるところから物語が始まります。

籠手には鬼の一族の女性・鬼の佳人(声・遠藤綾)が宿り、案内役になります。拠点となるのは洛東の六道珍皇寺。そこで小野篁や出雲阿国と出会い、清水寺、建仁寺、安井金比羅宮、大江山といった実在の土地をモチーフにした場所へ出ます。宿敵は佐々木巌流。体験版で先に戦った人も多いと思います。
戦闘の核は刀の攻防です。片手の速さ、両手の重さ、受け流し、弾き、回避、一閃、掴み返し。さらに敵の力動ゲージを削って崩し、納刀から一気に斬る流れがあります。黄魂で体力、青魂で鬼力ゲージ、赤魂で強化、という魂吸収も健在です。死にゲーではありません。開発側もそう言っていますし、実際に「活劇」なら物語優先で進められます。「剣戟」でも、ボスで何度か落ちることはあっても、理不尽さで止まる感じは少ないです。
構造はオープンワールドではありません。序盤は一本道、中盤以降は洛東を拠点にしたワイドリニアです。行ける場所が少しずつ広がり、京の謎や邂逅といった寄り道、各地に隠れた狛犬、再訪する理由が増えていきます。だから「クリア時間」は人によってかなり分かれます。
クリア時間の目安
数字だけ先に並べます。自分の一周目と、発売前後のレビュー・攻略情報を照らし合わせた感覚です。
- 本編ストーリーだけ:約18〜22時間
- 普通に寄り道する一周:約23〜27時間
- 一週目でサブと収集を厚めに拾う:約30〜35時間
- プラチナ/最高難易度込み:約60〜70時間

公式インタビューでは「ふつうに進めるだけでもクリアまで20時間」と繰り返し言われていました。過去作より明らかに長いです。旧作は10〜12時間、長くても『DAWN OF DREAMS』で18時間前後でした。今作はカットシーンも多く、拠点に戻って次の行き先を選ぶ時間が入ります。20時間は妥当です。
ただし「20時間」は、本編ミッションを主に進めた場合です。洛東が広がると、獄窓を潰したり、狛犬を探したり、御守や鬼灯袋の強化素材を拾ったりしたくなります。ここを丁寧にやると、体感でプラス5時間は普通に乗ります。
逆に、戦闘が早く習熟した人、一閃と弾きが安定した人は、雑魚戦が短くなります。ボスもパターンを読めば一発で落ちることが増えるので、18時間切る人も出るはずです。体験版データでも、巌流撃破までの時間は40分前後に山がありました。本編も同じで、「操作が体に入ったあと」は一気に速くなります。
本編ミッションは全部で22本。最後の「蓮台野の決戦」が引き返し不能点です。ここに入る前に、やり残したサブと収集を片付けた方がいいです。クリア後も拠点に戻って掃除できる部分はありますが、最終戦前に一度区切った方が気持ちは楽です。
クリア後に解放されるのが最高難易度(いわゆる修羅/Carnage)。一週目では選べません。プラチナを狙うなら、最低でも二週必要です。ボス再戦も最高難易度で求められるため、二週目は「強くなった状態で最初から斬り直す」時間になります。ここまで含めると60時間は現実的です。
序盤の始め方
最初に決めるのは難易度です。
- 活劇:物語優先。ボタンガイドも最初から出やすい。剣戟アクションに自信がない人、まず武蔵の話を見たい人向け
- 剣戟:通常の歯応え。ボスで落ちても数回でパターンが読める調整。自分はこちらで一周しました
- 最高難易度:クリア後解放。最初からは選べない
操作タイプも最初に確認した方がいいです。受け流しと弾きの配置を自分の手に合わせないと、中盤以降の集団戦で疲れます。設定で切断表現のオンオフも選べます。CERO Z相当の描写があるので、苦手なら先に切っておきましょう。

序盤は吉岡清十郎との立ち合いから入り、その後すぐに巌流と幻魔の襲撃が重なります。ここで鬼の籠手を得て、血煙蓮台野から本編が動き出します。出雲阿国と話して鬼灯袋を貰うまでが、実質チュートリアルです。鬼灯袋は今作の回復手段なので、ここを過ぎると探索の安心感が一段上がります。
破魔鏡はセーブ、回復、鬼灯の補充、マップ移動の要です。見つけたら必ず調べる。ソウル系の篝火に近い役割ですが、死んでも大きなペナルティはありません。落ちてもすぐ再戦できます。
序盤で覚えておきたい操作は次の4つです。
- 受け流し:相手の斬撃を流して隙を作る
- 弾き:特定の攻撃を弾き返し、力動を大きく削る
- 一閃:攻撃直前に合わせるカウンター。成功すると致命打と魂
- 掴み返し:掴み技への反撃。タイミングを外すと痛い
一閃は気持ちいいですが、序盤から狙いすぎると自滅します。まずは受け流しと弾きで力動を削り、崩れてから斬る方が安定します。一閃は「読めたときだけ」で十分です。連鎖一閃が決まったときの快感は後からでも味わえます。
眼覚醒(探索用の鬼の力)は、足跡や隠し物、瘴気の壁の手がかりを見せてくれます。道に迷ったらまずこれを使う。弓で光る箇所を射ると開く道もあるので、刀だけ振り続けない方がいいです。
効率よく進めるための考え方
時間を無駄にしやすいのは、戦闘そのものより「拠点と現場の往復」と「強化の順番」です。
拠点は六道珍皇寺。洛東が広がると、清水寺、建仁寺、金比羅、二条方面と行き先が増えます。本編ミッションを一つ片付けたら、必ず破魔鏡で戻って強化を確認する癖をつけると、後半で詰みにくいです。赤魂は能力とアイテム強化に使うので、序盤から雑に使わず、体力か鬼灯袋の回数を先に伸ばした方が結果的に速いです。
鬼灯袋は阿国に織物を渡すと強化できます。回復量と使用回数が増えるので、ボス前に一度見ておく。治癒の御守も序盤の清水寺後に入るので、付け忘れがないか確認します。

戦闘で時間を削るコツは、敵の魂を先に処理することです。大唾拉のように周囲の魂を吸って強化するボスがいます。自分で先に吸っておくと、第二形態までの時間がかなり違います。雑魚も、倒したあと放置すると他の幻魔に吸われることがあります。黄魂は回復、青魂は鬼ノ武具、赤魂は強化。戦況を見てから吸う。無防備になるので、集団の真ん中で吸わないことです。
武器は片手と両手を切り替えるだけでも立ち回りが変わります。速い敵には片手、鎧や巨体には両手と大鎚系。双刀の二天はゲージ技向き、風巻は弾きの練習後に取りやすいです。全部を満遍なく強化するより、今使っている系統を一段上げた方がクリアは早いです。
中盤から解禁される腕覚醒は、瘴気の壁を壊してショートカットを作ります。脚覚醒は壁走りや移動補助。探索が広がるタイミングでこれを忘れると、同じ道を二度歩くことになります。新しく力が解禁されたら、一度古いマップに戻ると、今まで通れなかった抜け道が見つかります。
サブコンテンツは大きく三つです。
- 京の謎:土地の伝承や読み物寄りの探索
- 邂逅:路上や再訪で発生する短い出来事
- 狛犬:各エリアに隠れていて、クリア済みステージに戻る理由になる
全部拾うと一週目が30時間を超えます。ストーリーだけ急ぎたいなら、狛犬と強化素材だけ拾って、読み物系は二週目でも間に合います。ただし蓮台野の決戦の前に、やりたいサブは片付けておいた方がいいです。最終盤はテンポが速く、拠点に戻る余裕が減ります。
ボスで時間を溶かす人は、パターンを「斬る」より「いなす」側で見た方が早いです。巌流は受け流しと掴み返し。羅掌願は突進を弾くとダウンしやすい。大唾拉は魂先取りと、一形態での浪費を避ける。畏風は背中の袋を弓で潰す。鵺はパリィより回避と反撃。百穢は斧と体術の切り替わりを見て弾く。どのボスも、初見で二、三回落ちるのは普通です。活劇ならもっと楽、剣戟でも「死にゲーの壁」という感じではありません。
体験版をやっている人は、操作の慣れで本編序盤がかなり短縮されます。体験版クリアが40分前後だった人は、本編でも序盤のロスが少ないはずです。体験版セーブ特典の御守がある場合は、本編開始時に忘れず受け取りましょう。
時間が伸びるポイント、短くなるポイント
伸びる人の共通点は、ほぼ決まっています。
洛東を歩くたびに獄窓を全部潰す人。狛犬をその場で完璧に探す人。黒魂や幻魔雑記を全部読もうとする人。ボスで一閃に固執して無駄死にする人。この四つです。獄窓潰しは戦闘の練習にはなりますが、本編クリアだけを急ぐなら後回しで構いません。破魔鏡を使うと周辺の幻魔も戻るので、完璧主義だと無限に切れます。
短くなる人は、力動崩しを優先し、回復タイミングを戦闘の合間に固定し、新しい覚醒が出たらすぐ旧マップの抜けを確認する人です。ムービーはスキップせずとも、戦闘の「間」を短くするだけで2〜3時間は変わります。

難易度による差もはっきりしています。活劇はガイドが多く、ボスの猶予も広いので、ストーリー視聴込みでも20時間前後に収まりやすいです。剣戟はボスの気合いが入る分、初見のやり直しが増えます。自分の剣戟一周は、寄り道込みで25時間ちょっとでした。本編だけなら21時間程度です。
機種差は時間そのものより快適さに出ます。PS5やXbox、PCは60fps想定。Switch 2は30fpsですが、Joy-Con 2を振って斬る遊び方も用意されています。フレームでクリア時間が劇的に変わるわけではありません。操作が安定するかどうかの方が大きいです。
過去作と比べると、ボリュームの使い方が違います。昔の鬼武者はステージを短く切って、一閃の快感を連打させる設計でした。今作は武蔵の生き様を見せるために、拠点、会話、京都の土地、サブが挟まります。ディレクターも「長いゲームを作りたかったのではなく、結果として20時間必要な話だった」と話していました。実際、中盤の洛東が広がるあたりで一度テンポが落ち、終盤の連続戦でまた締まります。この波を知っていると、「まだ半分あるのか」と焦りにくいです。
レビューによっては「12時間のアクションを25時間に伸ばしている」という声もあります。戦闘が好きな人は全く長く感じません。探索や読み物が苦手な人は、中盤の往復が長く感じます。自分の好みで寄り道の量を決めればいいです。必須スキルはありません。スキルツリーを全埋めしなくてもボスは倒れます。埋め切るかどうかで、一週目の時間が数時間動きます。
一周するときに押さえておきたいこと
セーブは破魔鏡が基本です。ボス前は必ず触る。鬼灯の残数もここで補充できます。
強化の優先は、体力、鬼灯袋、今使っている武器、受け流しと弾きの安定です。一閃ダメージを最初から伸ばすより、生き残る側を先に上げた方が総合時間は短いです。
探索では眼覚醒を癖にする。隠し箱や幻魔雑記、狛犬は、光や足跡で示されることが多いです。弓も探索ツールです。刀で壊せない物を射ってください。

物語は過去作と直接つながりません。武蔵、佳人、篁、阿国、巌流、そして幻魔を率いる側の因縁が主軸です。紫式部をはじめ、京都の伝承を幻魔側から読み替える場面もあります。ネタバレはしませんが、一週目の終わり方は「全部閉じる」というより「一段落」に近い印象を持つ人もいます。だから二週目や最高難易度に続きやすい構造でもあります。
最終盤の蓮台野に入る前に、やり残しリストだけ作っておくと安心です。狛犬、未強化の鬼灯、未回収の御守、未消化の邂逅。全部やらなくても、気になるものだけ潰せば十分です。プラチナ勢以外は、ここで区切って本編を見た方が満足度は高いです。
二週目に入る人は、能力と武器を持ち越せるので、序盤の雑魚は一閃で溶けるようになります。時間そのものは一週目より短くなりますが、最高難易度のボス再戦が重いです。プラチナ目安の60〜70時間は、この再戦と収集の掃除込みです。
まとめ
『鬼武者 Way of the Sword』の本編クリアは、公式どおり約20時間が基準です。自分の剣戟一周は、寄り道込みで25時間前後。サブと収集を厚くすると30時間を超えます。最高難易度と実績まで見るなら、二週で60時間以上を見てください。
時間を左右するのは難易度そのものより、洛東での寄り道量と、受け流し・弾き・力動崩しが早く身につくかどうかです。一閃の快感に引っ張られすぎず、まず刀の攻防を安定させる。破魔鏡と鬼灯袋を怠らない。新しい覚醒が出たら古い地図を見直す。これだけで、無駄な往復はかなり減ります。
20年ぶりの新作として、昔の短いステージクリアとは違う尺です。京都を歩き、武蔵が剣の道と鬼の力の間で揺れる話を見るための20時間、と考えた方がしっくりきます。サクッと斬って終わりたい人は活劇で本編優先。刀の手応えを主にする人は剣戟で25時間前後。どちらでも、体験版で手を慣らしてから入ると序盤のロスは小さくなります。
まずは蓮台野から清水寺、建仁寺と、自分のペースで刀を振ってみてください。クリア時間は気にしつつも、一閃が決まった瞬間の方が、結局いちばん長く残ります。
