【完全攻略】ダビスタ2、序盤は夢より現実。まず資金と牧場の土台を作れ【ダービースタリオン2】
最初の仔が新馬戦を勝った瞬間、「これでG1も近い」と思ってしまう。実際に牧場を回してみると、その感覚はだいたい半分正しくて、半分危ない。勝てたこと自体は嬉しい。ただ、その1勝で牧場が回るようになるわけではないし、次の世代が同じように走ってくれる保証もない。
『ダービースタリオン2』は、配合・生産・育成・出走・引退・繁殖という循環を何周も重ねて、自分の血統を育てていくゲームだ。だから序盤で大事なのは、いきなり日本ダービーを狙うことではない。システムを体で覚えながら、資金を切らさず、施設と繁殖牝馬の数を少しずつ増やし、「毎年そこそこの馬が出せる牧場」にすること。ここを飛ばすと、中盤で急に息切れする。
この記事では、初回プレイから最初の数年までにやっておきたいことを、実際に牧場を動かした感覚でまとめる。血統の専門用語が苦手でも、スタッフの提案を手がかりに進められるように書いた。
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いまのダビスタ2がどんなゲームか
プレイヤーは小さな牧場のオーナーになる。最初にいるのは繁殖牝馬1頭。4月に種付けし、翌春に仔馬が生まれ、2歳で入厩してデビューする。勝ち負けを重ね、牝馬は繁殖入り、牡馬は成績がよければ種牡馬入りも選べる。その繰り返しで牧場が膨らんでいく。
今作の見た目は3Dセルルックで、レース中はトラッキング表示がある。位置取りと展開が前作よりかなり見やすい。地方競馬(大井・川崎・船橋・浦和・盛岡)と、ケンタッキーダービーやブリーダーズカップクラシックといった海外G1も入っている。ダート路線が厚いので、「芝のクラシックしかない」感覚では足りない。序盤の賞金源として地方ダートを使う場面は意外と多い。
遊び方の骨格は昔のダビスタと同じだ。違うのは、初めての人でも途中で折れにくい仕組みがいくつか入っていること。秘書のチュートリアル、ダビスタチャンネル、ミッション、スタッフの提案、種付け画面での特殊配合表示。ここを使わないと損をする。

最初の選択。カジュアルで始める理由
ゲーム開始時にカジュアルモードとレガシーモードを選ぶ。
カジュアルは初期資金1億円、破産なし、サポートが厚い。初期の繁殖牝馬も比較的強く、ミッション報酬も重めに入ってくる。レガシーは資金が厳しく、破産するとゲームオーバーになる昔ながらの緊張感がある。ただしレガシーで破産しても、カジュアルに切り替えて続行できる。
初めてなら迷わずカジュアルでいい。カジュアルを選んだからといって配合やレースが別ゲームになるわけではない。資金繰りで毎週胃を痛める時間が減るだけだ。配合と馬作りを楽しみたい人ほど、序盤の資金不足で詰まる必要はない。
牧場名と勝負服を決めたら、まずは秘書の案内に乗って一通り操作を見る。ここで飛ばすと、後から「あのボタンどこだ」と探すことになる。
最初の1年でやること
春から始まる。やることはシンプルだ。
- ダビスタチャンネルを観る(スキップ可。観るだけでミッション報酬が入りやすい)
- 初期繁殖牝馬に種付けする
- ミッション一覧を一度全部見ておく
- 施設とスタッフの現状を確認する
- 5月第1週の2歳馬セールを見る
種付けは4月。種付け画面は今作の大きな改善点で、インブリード、ニックス、見事な配合、凝った配合といった特殊配合が、相手を選んだ時点で表示される。血統表を暗記していなくても、「この組み合わせは何か起きそうだ」が分かる。ソートもできる。
序盤の種牡馬選びで見るべきは、派手なG1実績だけではない。
- 安定(AかB。Cだと産駒のバラつきが大きい)
- 気性(Aが理想、Bでも可)
- 実績
- 成長タイプ(序盤は早熟・持続・普通が回しやすい)
- 距離適性(母馬と極端に食い違わないか)
- 種付け料(初期は高い種牡馬を無理に付けない)
スタッフがいくつか候補を出してくれるなら、その中から安定と気性がいい馬を選ぶ。見事な配合や凝った配合が同時に立つ相手がいれば、種付け料が安くても優先していい。電撃の先行プレイでも、種付け料30万円の種牡馬で見事+凝ったを同時に取っていた例がある。序盤は「高い馬を付けた」より「成立している理論が多い」ほうが結果が安定しやすい。
不受胎の確認は5月以降。今作も年に何度も付け直せるわけではないので、4月の種付けは丁寧にやる。仮想配合は後で本格的に使う。最初の1頭は、完璧な未来図より「走って賞金を稼いでくれる馬」を優先する。
お金の話。馬券よりミッション
ダビスタは何をするにも金が要る。繁殖牝馬、種付け料、施設、維持費、スタッフ給与。カジュアルでも、無駄打ちすると1億円はあっという間に減る。
序盤の収入源は大きく四つある。
- レースの賞金
- ミッション報酬
- 馬券
- 不要馬の譲渡金
いちばん危険なのが馬券だ。愛馬の新馬戦に全額単勝をぶつけると、当たれば重賞1勝分くらい入ることがある。ただ今作はオートセーブが細かい。レースが始まったあと、馬券購入からやり直すことはできない。一度勝負したらそれが確定する。序盤の全財産を1レースに賭けるのは、運がよければ加速し、外れたら一気に苦しくなる。カジュアルでも、全額投入はおすすめしない。少額で流れを見る程度ならいい。
安定して効くのはミッションだ。前作のオーナーランク報酬が、今作では個別ミッションに分かれているイメージに近い。1件あたりは繁殖牝馬を買えるほど大きくないことが多いが、積もると施設1つ分くらいにはなる。条件は最初から見えるので、頭の片隅に置いてプレイする。ダビスタチャンネル視聴は手間が少なく、報酬も取りやすい。ヘルプ兼ミッションなので、序盤は全部見ていい。
賞金は「G1を勝つ」より「勝ちやすい条件で着実に取る」ほうが序盤は速い。初期生産馬やセール購入馬でいきなりG1を勝つのは難しい、というのが先行ガイドでも共通している感想だ。まずは新馬・未勝利を突破し、オープンやリステッド、GIIIで賞金を積む。勝てない時期が続いたら、ハンデキャップ競走を見る。負担重量が軽く設定されることがあり、相手関係によっては勝ちやすい。
地方ダートも忘れない。3歳ダート三冠やJBC、東京大賞典といった大きな舞台がある一方、序盤は地方の条件戦でも賞金になる。芝適性が微妙な馬、パワー型、ダート向きの産駒は無理に中央芝へ引っ張らない。

施設は「事務所・厩舎・病院・馬頭観音」から
公式のダビスタチャンネルでも、最初に触れたほうがいい施設として厩舎・馬房、病院、事務所、馬頭観音が挙がっている。ここは実際に牧場を回しても納得しやすい優先順だ。
事務所を上げると雇えるスタッフが増える。厩舎・牧柵を上げると繋養頭数が増える。頭数が増えないと、2歳馬セールで拾った馬も、繁殖入りさせた牝馬も置けない。病院は故障の予防と回復。馬頭観音は所有馬全体の寿命を延ばす。花束(突然死)がゼロになるわけではないが、確率は下がる。長く遊ぶほど効いてくる施設なので、資金が回り始めたら早めに置きたい。
芝走路はデビュー前のスピードを伸ばしやすいので魅力的だ。建設費は高め(芝走路は調教回数条件+数千万円規模)で、資金が薄い時期に無理に建てると維持費と建設費で苦しくなる。調教回数の解除条件を満たしつつ、安定して稼げるようになってからでいい。ダート走路、坂路、併せ、ゲートも同様に「使った回数」が鍵になる作りになっている。芝調教を30回こなせば芝走路、という方向だ。だから序盤から芝調教を全くしないと、後で解放が遅れる。おまかせ調教でも、芝とダートのバランスは意識しておきたい。
ウォーキングマシンのような高額施設は、資金が億単位で余ってからで十分。先に頭数とスタッフ枠と寿命対策を取る。
スタッフは「記録」と「提案」が仕事
事務スタッフを雇うと、判明したコメントを自動で記録してくれる。育成馬スタッフは、育成段階から適性を拾ってくれる。繁殖スタッフは、種付け時におすすめ種牡馬を出してくれる。入厩スタッフ(入江さん)は厩舎の提案をしてくれる。
給与は一人あたり月数十万円規模。事務スタッフと育成馬スタッフはそれぞれ月40万円という話もある。序盤の資金がまだ薄いなら、無理に全員雇わなくていい。自分で毎週コメントを見る余裕があるなら、その分を施設に回してもいい。ただ、コメントの取りこぼしは後から効く。成長タイプや適性が判明した週を逃すと、レース選びを誤る。手間を減らしたい人は事務だけでも雇う価値がある。契約期間がないのも今作のありがたい点で、必要になったタイミングで入れやすい。
厩舎選びは、入厩スタッフの提案に従って問題ないことが多い。厩舎差が出るのは、おまかせ調教の方針、こちらが指示しないときのレース選択、主戦騎手あたり。最初から自分で全 Stall を比較する必要はない。
調教は最初おまかせ、見るべきコメントだけ自分で拾う
調教には3つの任せ方がある。
- おまかせ:調教・出走・放牧まで厩舎に任せる
- 出走時確認:出走だけ自分で見る
- 自分でおこなう:全部自分
慣れないうちはおまかせ、あるいは出走時確認がいい。毎週の調教メニューを最初から最適化しようとすると、馬体重と疲労と調子の読みが追いつかない。ゲームに慣れてきたら、レース2週前からの調整だけ自分で触る、という段階が現実的だ。
おまかせでも、次のコメントは自分で見る。
- 馬体重:ベストから太りすぎ・痩せすぎを指摘されたら修正。何も言われなければ一応合格(ただし「=ベスト」ではない)
- 闘争心:「気合い乗りも十分で調子は良さそうです」が出たら、闘争心は水準に乗っている
- 放牧の提案:調教師から放牧を検討する報告が出たタイミングで出すのが公式の推奨。勝手な早期放牧や、疲労を無視した連戦は事故のもと
強い調教や併せを重ねすぎると故障しやすい。クロスを重ねすぎた危険な配合も体質を弱くする。病院・温泉・健康管理スタッフは、その保険だ。序盤は「強く鍛える」より「壊れずに走らせる」ほうが賞金が残る。
馬具(メンコ、バンテージ、シャドーロール、頭絡、手綱)と去勢も選べる。去勢は気性や体質が改善することがあるが、種牡馬にはできない。将来種牡馬にしたい牡馬は安易に切らない。
距離適性は参考値であって絶対ではない。能力が高ければ多少外しても勝つことがある。逆に適性ぴったりでも能力が足りなければ負ける。オープンなど相手が弱いレースなら、適性を少し外しても使っていい。クラシックやG1だけは、適性を無視すると痛い。
成長タイプも序盤の感覚を狂わせる。早熟は若いうちから数字が出やすい。晩成は2歳では平凡に見え、器が大きくなってから伸びる。序盤の賞金源は早熟・持続で回し、晩成は長く見る。若いうちに能力が見えないからといってすぐ切り捨てない。
新作戦の「大逃げ」は、序盤から後続を大きく離す逃げ。向く馬と向かない馬がはっきり分かれる。デフォルトの逃げ・先行・差し・追込で様子を見て、スピードと先行力がある馬にだけ試すくらいでいい。
騎手は毎回確認する。前回の作戦や騎手がそのまま残ることがあるので、「おまかせ」を一度選んだつもりで別の組み合わせになっている、というミスが起きやすい。減量騎手はダッシュが足りない馬の助けになることがある。
競走馬の増やし方。自家生産と2歳馬セール
入手経路は二つ。自分で産むか、5月第1週の2歳馬セールで買うか。
自家生産は牧場の本筋だ。ただ最初の数年は、1頭の母馬だけでは頭数が足りない。セールで戦力を足す。
2歳馬セールは、スタッフおすすめを1頭拾うだけでもいい。よほどの素質馬でない限り、GIIIやオープンで賞金を稼いでくれれば十分、という温度感がちょうどいい。見るポイントは血統だけでなく、予想価格と馬体。胴の長さ、脚の太さ(管囲)、トモの大きさは、距離適性やパワーの手がかりになる。公式も馬体を「得意距離を考える手がかり」として出している。高い血統でも短距離型の体つきなら、無理に中長距離へ送らない。
牝馬は走ったあと繁殖入りできる。セールで買った牝馬がそこそこ走れば、次世代の母体になる。牡馬は走らなければ譲渡して資金に戻す判断も必要だ。入厩前の馬や繁殖牝馬は引退させると譲渡金が入る。入厩中の牝馬は抹消後に繁殖入りを選べる。牡馬は成績次第で種牡馬入り。セールに自分の馬を出品することはできない。
頭数が増えたら、全馬を同じ熱量で追わない。主力と賞金稼ぎと繁殖候補を分ける。全部をG1馬にしようとすると、調教もレースも散る。

序盤のレースの組み立て
デビューは適性に合う新馬・未勝利から。芝短めが向く馬なら、2歳戦のマイル以下は使いやすい。ダート向きなら地方や中央ダートの条件戦を見る。
勝ち上がりの目安としては、
- 2歳:新馬・未勝利突破、できればオープンやリステッド
- 3歳前半:条件戦とGIII、勝ちきれないならハンデ
- 3歳クラシック:素質と適性が揃ったときだけ
- 古馬:オープンと重賞で賞金を積む
NHKマイルカップやヴィクトリアマイルのようなマイルG1は、短〜マイル型が揃ったときの目標にはなる。ただし初年度の自家生産でそこに届くのは稀だと思ったほうがいい。届いたらラッキー、届かなくても牧場は回る、という位置づけ。
海外遠征と地方の大レースは、施設と資金と馬の器が揃ってから。検疫や移動、ローテーションの余裕がない時期に遠征すると、国内の賞金を取りこぼす。
レース選択は、おまかせ任せにしすぎないほうがいい。適性判明後でも、厩舎が適性無視のレースを選ぶことがある。出走時確認にして、距離と芝ダートとクラスだけは自分の目で見る。
配合は「今走れる馬」と「次の母体」を同時に見る
今作の配合理論で序盤から意識したいのは次のあたりだ。
- 面白い配合:スピード・スタミナ・パワーに影響し、勝負根性が低い産駒が出にくくなる
- 見事な配合:能力面に加え、クロス効果を高め、気性・体質のマイナスを抑える方向
- 凝った配合:母馬のスピード・スタミナ・パワーを引き出す。強い牝馬を作って繁殖入りさせる流れと相性がいい
- 面白い+見事で完璧な配合
- ニックス:特定の血統相性。体質や気性に効き、スピード・スタミナにも一定の影響
- インブリード(クロス):覚醒の可能性もあるが、重ねすぎると危険な配合になる
- 代重ね・自家製種牡馬の因子:中盤以降の本丸
種付け画面に成立が表示されるので、最初から理論を暗記する必要はない。ただし「表示されているものを拾う」習慣は最初から持ったほうがいい。同じ母馬に毎年てきとうな相手を付けるより、安定A・気性Aで理論が立つ相手を選ぶほうが、走れる産駒の率は上がる。
仮想配合は、施設が揃い、良血の繁殖牝馬を複数持てるようになってから本格化する。序盤に完璧な5代計画を立てても、資金と頭数が追いつかない。ファミ通の表現を借りるなら、「夢はいつでも見られる。まずは現実を見よう」がそのまま序盤の心得になる。
危険な配合は避ける。強い馬を急いで作ろうとしてクロスを重ねると、故障が増えて結果的に遅くなる。病院がまだ弱い時期ほど、体質を守る配合のほうが牧場は安定する。
中盤へつなげるための優先順位
最初の数年で目指す状態は、G1ホルダーを出すことではない。次の状態だ。
- 年間の収支が安定している
- 事務所と厩舎・牧柵が1段階以上伸びている
- 病院か馬頭観音がある
- 繁殖牝馬が複数頭いる
- 毎年、条件戦〜GIIIで賞金を取れる馬が1頭以上いる
- 調教コメントの意味がなんとなく分かる
- 種付け画面で特殊配合を意識して選べる
この土台ができてから、良血牝馬の導入、高額種牡馬、仮想配合での代重ね、G1狙い、海外遠征、地方の大レース、という順に視野を広げればいい。
焦って高額牝馬を買い漁ると、維持費と種付け料で資金が死ぬ。逆に、安い馬ばかり量産しても頭数は増えるが質が足りない。セールと自家生産を混ぜて、走った牝馬を残すのがいちばん自然な増やし方だ。
やってしまいがちな失敗
全額馬券で一発逆転を狙う。オートセーブの前に戻れない。
初期馬で日本ダービーを狙ってローテーションを崩す。届かず賞金も減る。
晩成を2歳で見切り、早熟だけ残す。数年後に器の大きい馬が牧場から消える。
クロスを重ねて危険な配合を量産する。病院のない時期に故障が連鎖する。
施設を一気に建てて維持費で苦しむ。事務所と頭数より先に見た目のいい走路だけ置く。
おまかせのレース選択を一度も確認しない。適性外の遠征や過密ローテになる。
コメントを保存せず、適性判明を逃す。事務スタッフを雇わないなら、自分でメモする。
種付けを「高い馬」だけで決める。安定と気性を見ないと、当たっても次が続かない。
放牧報告を無視して走らせ続ける。調教師が放牧を口にした週は、だいたいその判断でいい。
まとめ
『ダービースタリオン2』の序盤は、強い馬を1頭作るゲームではない。毎年走れる馬を出し続けられる牧場にするゲームだ。
カジュアルで始め、ミッションとダビスタチャンネルで資金を足し、馬券は遊び程度にする。種付けは安定と気性と成立理論を見る。調教は最初おまかせ、体重と闘争心と放牧報告だけ自分で拾う。レースは適性の近い条件戦とオープン、勝てないときはハンデ。施設は事務所・厩舎・病院・馬頭観音。セールで頭数を足し、走った牝馬を残す。G1は土台ができてからでいい。
最初の仔が新馬を勝っても、そこで牧場は完成しない。その勝ちを維持費に変え、次の種付けに変え、もう1頭の母馬に変える。その積み重ねが見えてきたあたりから、このゲームは本当におもしろくなってくる。焦らず、週を送りながら、自分の牧場のペースを作ってほしい。
