【プラグマタ】エンディング分岐はある?真エンドまでたどり着くまでにやったこと【PRAGMATA】
本編をクリアした瞬間、「これで終わりか」と思った人は少なくないはずだ。月面の施設を抜け、ディアナを地球へ送り出すあの流れは十分に重い。ただ、プラグマタはそこで終わらない。タイトル画面に「Unknown Signal」が追加された時点で、物語はもう一度、別の角度から続きを見せてくる。
この記事では、通常エンドを見たあとに真エンドへ進むための手順、クリア後コンテンツの進め方、強化ボスとの向き合い方、ブラックボックスの意味、そして実際に真エンドを見たときに何が変わるのかを、プレイした側の目線でまとめる。本編の結末に深く踏み込む部分もあるので、まだクリアしていない人は先に本編を終えてから読んでほしい。
プラグマタというゲームの前提
プラグマタは、近未来の月面施設を舞台にしたSFアクションアドベンチャーだ。通信が途絶えた研究施設「クレイドル」へ調査に向かったヒュー・ウィリアムズが、ルナフィラメント製のアンドロイドであるディアナと出会い、二人で施設を横断していく。
戦闘の核は銃撃そのものより、ディアナのハッキングにある。ハッキング中も時間が止まらない。パネルを繋ぎながら敵の攻撃を避け、装甲を剥がし、弱点を出して撃つ。探索ではセーフボックス、リードアースメモリ、カスタムモジュール、ピュアルナムといった収集物を拾い、シェルターで装備と二人の能力を伸ばしていく。

本編のセクターはおおまかに、データセンター、太陽光発電所、大規模出力試験場、テラドーム、採掘場、プラグマタ工学実験所、セントラルポートと続く。各所にボスがいて、終盤でイデアとの決着を迎える。通常エンドは、この本編を最後まで進めた時点で見られる。
真エンドは、その先のやり込みを全部こなした人だけに開く。分岐のスイッチは会話選択肢ではなく、クリア後に手に入るカスタムモジュール「ブラックボックス」を装備した状態で、強化されたラスボスを倒すことだ。
通常エンドと真エンドの関係
エンディングは実質二種類と考えてよい。
- 通常エンド:本編ストーリーをクリアする
- 真エンド:クリア後コンテンツをすべて終え、ブラックボックスを装備して強化型イデアを倒す
真エンドでも、本編ラストの大きな流れ自体は大きく変わらない。ヒューがディアナを地球へ送り出す構図は同じだ。違うのは、スタッフロールと、その直後の一言である。
真エンドでは、スタッフロールにヒューとディアナの日常を描いたイラストが追加される。施設の中で並んで歩く絵、ちょっとしたやり取りが残った絵、二人の距離が近い絵。本編を長く遊んだ人ほど、ここで一度止まる。
さらに、ディアナが地球の海辺で月を見上げ、「私、やってみる」と言ったあとに、キャビンのセリフが一行入る。
「おかえりなさい。あれ?今日はお一人なんですか?」
通常エンドにはない台詞だ。誰に向けた言葉か、公式ははっきり言わない。ただ、ブラックボックスの説明文が「生体内のデッドフィラメントの動きを制御する未完成技術」である以上、多くのプレイヤーはこれをヒューの生還を示唆する演出だと読む。デッドフィラメントは有機物を侵食し、溶かして取り込む。本編ではヒューの身体にもそれが関わってくる。未完成技術でも、ディアナの浄化と重なれば機能した、というのが一番自然な解釈だ。
ただし、ディアナ自身がその事実を知っているかは画面上では曖昧なまま残る。だから真エンドは「完全なハッピーエンド」というより、「希望の余白を残した終わり」に近い。

真エンドまでの全体の流れ
やることは長いが、順番ははっきりしている。
- 本編をクリアし、通常エンドを見る
- タイトル画面から Unknown Signal を選び、クリアデータをロードする
- シークレットチャンバーで最初のシムポッド「装甲粉砕」をクリアする
- 各セクターの探索率を100%にする
- 各セクターの強化ボスを倒す
- 解放されたシムポッドをすべてクリアする
- 最奥の報酬部屋でブラックボックスを入手する
- ブラックボックスを装備して強化型イデアを倒す
Unknown Signalは新規セーブではなく、クリア直前のデータにシークレットチャンバーが足された状態で再開するモードだ。装備、強化、収集の進捗は引き継がれる。最初から全部やり直す必要はない。
一方で、1周目に探索を雑に済ませていると、ここで一気に収集作業が増える。真エンドを狙うなら、本編中からセーフボックスとリードアースメモリはできるだけ拾っておいた方があとが楽になる。ミニキャビンは探索率に含まれないので、トロフィー目的でなければ後回しでいい。
Unknown Signalの始め方
本編クリア後、タイトルに戻ると Unknown Signal が選べる。ここでクリアデータを指定して開始する。シェルターに戻ると、トラムからシークレットチャンバーへ行けるようになっている。
最初に入れるシムポッドは「装甲粉砕」だけだ。ここはジャックハンマーが大量に置かれた戦闘ステージで、制限時間はない。新武器の感触を確かめながら敵を処理していく内容なので、ウォーミングアップに近い。これをクリアすると、各セクターへの移動と強化ボス再戦の導線が本格的に開く。
シェルターではキャビンがこれまで通り待機している。装備変更、強化、アウトフィットの着替え、BGM変更もそのまま使える。クリア後はピュアルナムやキャビンコインの入手機会も増えるので、ここでスラスター回数、ハッキング関連、回復まわりを伸ばしてから外へ出た方がいい。
探索率100%を先に片づける理由
シムポッドの大半は、探索率100%か強化ボス撃破で解放される。だから作業の順番は「探索を埋める → 強化ボスを倒す → シムポッドを消化する」が一番無駄が少ない。
探索率に入るのは、セーフボックス、リードアースメモリ、カスタムモジュール、トレーニング関連、カートリッジホルダーなどだ。マップのオブジェクトスキャンを使い、未回収の反応を潰していく。デッドフィラメントの塊で塞がれていた場所は、本編終盤で解放される浄化を使えば通れる。1周目に「後でいいや」と飛ばした道が、ここでまとめて回収対象になる。
セクターごとの目安は次の通りだ。
- 太陽光発電所:探索100%で「一網打尽」、強化型セクターガード撃破で「Jump Jump Jump」
- 大規模出力試験場:探索100%で「バトルフロア」、強化型クリエイター撃破で「チャンスを狙え!」
- テラドーム:探索100%で「フローティングコンベアー」、強化型ガーデンキーパー撃破で「コンテナクライミング」
- 採掘場:探索100%で「ディガーグラウンド」、強化型ルナディガー撃破で「ムーングラビティー」
- セントラルポート:探索100%で「最後の試練」
強化ボスは本編と同じ場所にいる。HPと攻撃力が大きく上がり、行動パターンも変わっている。本編クリア直後の装備のまま突っ込むと削られるので、探索のついでに素材を集め、武器とモジュールを一段上げてから挑むのが安全だ。

強化ボスとの再戦で意識すること
強化ボスは「同じボスの硬い版」ではない。攻撃の間合い、追加技、ハッキングのタイミングが変わる個体が多い。本編で覚えたパターンをそのまま使うと被弾が増える。
実用的な準備は次の三点に尽きる。
- スラスターを最大近くまで伸ばす。回避回数がないと、強化個体の連続攻撃を切れない
- リレイエクステンダーを入れてハッキング距離を伸ばす。近接でパネルを繋ぐ必要が減る
- オートハッキングを使える状態にしておく。複数体が混ざる局面で装甲解除が追いつく
武器は本編で育てた主力で足りる。無理に新武器へ切り替えなくてもいい。ただしシークレットチャンバーで手に入るジャックハンマーや、全クリア報酬のフィラメントキャノンは火力が高いので、シムポッドを進めながら入れ替えてもいい。
強化ボスを倒す目的はシムポッド解放だけではない。再戦そのものが装備と操作の最終確認になる。ここで安定して勝てるようになってから、シムポッドの高負荷ステージに入った方が詰まりにくい。
シークレットチャンバー全10本の中身
シムポッドは全部で10個ある。戦闘、アスレチック、制限付き殲滅、足場と重力を使った移動など、本編とは別の切り口で組まれている。
| シムポッド | 内容の傾向 | 解放の目安 |
|---|---|---|
| 装甲粉砕 | ジャックハンマーを使った戦闘導入 | 最初から |
| Jump Jump Jump | ジャンプと移動の精度 | 太陽光発電所の強化ボス |
| 一網打尽 | 範囲処理と殲滅 | 太陽光発電所100% |
| チャンスを狙え! | 機会を見て一気に崩す戦闘 | 大規模出力試験場の強化ボス |
| バトルフロア | 狭い戦闘空間での耐久 | 大規模出力試験場100% |
| コンテナクライミング | 立体移動と落下管理 | テラドームの強化ボス |
| フローティングコンベアー | 動く足場とタイミング | テラドーム100% |
| ムーングラビティー | 低重力下の移動と射撃 | 採掘場の強化ボス |
| ディガーグラウンド | 採掘場寄りの戦闘地形 | 採掘場100% |
| 最後の試練 | 総合力を見る締め | セントラルポート100% |
個別報酬ではピュアルナム、キャビンコイン、モジュールが手に入る。ハックリロード、スローハッキング、ブレッシング、グレース、サイバーシーフなど、本編後半から終盤で効いてくる支援系が多い。全部クリアすると最奥が開き、フィラメントキャノン、ヒュー用アウトフィット「オブシディア」、ディアナ用「ブラックネオン」、そしてブラックボックスがまとめて入る。
アスレチック寄りのステージでは、スラスター回数と着地の安定がそのままクリア速度になる。戦闘寄りのステージでは、ハッキングノードを積んで弱点露出を速くした方が楽だ。どのステージも「一発で完璧に」より、失敗箇所を覚えて切り直す方が早い。
ブラックボックスを装備してからラスボスへ
ブラックボックスはサポート枠のカスタムモジュールだ。戦闘数値はほぼ動かない。攻撃力も防御も見た目のステータスも変わらない。効果文だけが意味を持っている。
「装備可能な謎のメモリーデータ。生体内のデッドフィラメントの動きを制御する未完成技術に関連があるらしいが…」
これを装備した状態でセントラルポート最奥へ向かうと、ラスボスが強化型イデアになる。装備していないと真エンドには入らない。モジュール枠を一つ使うので、常用している支援モジュールのうち一番優先度の低いものを外して入れる。

強化型イデアは本編ラスボスより粘り、攻撃の切れ目が短い。本編で使っていた立ち回りに、強化ボス戦で慣らした回避と判断を足す必要がある。ここで倒したあと、一連の結末が流れ、追加イラスト付きのスタッフロール、キャビンの一言へと続く。
装備を忘れていると、苦労してシムポッドを全部終わらせても通常エンド側の演出で終わってしまう。出発前にシェルターでモジュール欄を一度確認した方がいい。
本編中にやっておくと楽になること
真エンド作業はクリア後が本体だが、本編の進め方で後の負荷はかなり変わる。
収集は「後でまとめて」より、通ったセクターで見えるものはその場で拾う。特にリードアースメモリはディアナとのやり取りにも関わるので、見逃すと探索率だけでなく印象面でも穴が残る。オブジェクトスキャンはクセになるまで使う。マップが分かりにくい場所ほど、反応を頼りにした方が早い。
強化コンポーネントとルナフィラメントは、序盤から武器を一点に寄せすぎない。終盤とクリア後は敵の耐久が跳ねるので、主力とサブの二系統は最低限育てておきたい。ハッキング主体で進めるならノード枠、近距離で崩すならヒート管理とスラスターを優先する。
浄化が解禁されたら、過去セクターへ戻ってデッドフィラメントで塞がれていた道を通す。ここで回収しておくと、Unknown Signal開始直後の収集作業が短くなる。
難易度は通常で十分真エンドまで届く。Lunaticでシムポッドまでやる必要はない。trophyや自己満足で上げるなら、装備が揃ってからでいい。
真エンドを見たあとに残る読み方
画面上で確定しているのは、追加イラストとキャビンの一言だけだ。そこから先は解釈になる。
一つの読みは単純で、ブラックボックスがヒュー体内のデッドフィラメントを抑え、ヒューは月面のシェルターへ戻ってきた、というものだ。キャビンが「お一人」と言うのは、以前はディアナと二人で戻っていた場所に、今は一人で戻ってきた、という意味になる。
別の読みでは、時間が経過したあとにディアナが月へ戻ってきた可能性も残る。「今日は」という言葉が、以前は複数でいたことを前提にしているからだ。候補としてヒュー以外の名が挙がることもあるが、ブラックボックスを装備しなければこの台詞自体が出ない以上、軸はやはりヒューの生存にある。
ディアナの「私、やってみる」も、通常エンドでは地球を自分の足で見る決意に聞こえる。真エンドを見たあとは、月に残した相手の元へ戻る決意にも聞こえる。同じ台詞が、条件一つで意味の重心をずらす。プラグマタの真エンドが派手な追加ムービーではなく、短い余白で終わる理由はそこにある。
本編のテーマは、限られた時間と身体の中で、誰かを生かす選択をすることだ。通常エンドはディアナの自立と、ヒューの自己犠牲が正面に出る。真エンドは、その犠牲が完全には閉じなかった可能性を残す。どちらが「正しい終わり」かは人による。クリア後の作業量を考えると、真エンドは報酬というより、本編でもう一度二人を見るための鍵に近い。
詰まりやすい地点と回避策
Unknown Signalで時間が溶けるのは、だいたい次の三箇所だ。
探索率の取りこぼし。ミニキャビン以外でも、箱やメモリを一つ残していると100%にならない。スキャンを掛け直し、行き止まりと思った壁の裏、高所、浄化後の道を優先して見る。
強化ボスの火力。本編クリア直後に連戦すると削られる。先にシムポッドαをクリアしてモジュールと素材を足し、スラスターを伸ばしてからボスへ戻る。
シムポッドのアスレチック。コンテナや重力ステージは戦闘力より操作の慣れが要る。失敗しても装備は減らないので、ルートを覚えるつもりで繰り返す。ショートカットを狙うより、安全な足場を確実に踏む方が結果的に早い。
ラスボス前の装備忘れも多い。ブラックボックスを入れたつもりで、別のモジュールに上書きされていることがある。セントラルポートへ出る前に、モジュール画面を目視する。
まとめ
プラグマタの真エンドは、本編クリアだけでは見られない。Unknown Signalを始め、探索を埋め、強化ボスを倒し、シムポッド10本を終わらせ、ブラックボックスを装備して強化型イデアを倒す。作業量は確かにある。その代わり、スタッフロールのイラストとキャビンの一言が、本編の結末に小さな光を足す。
先に通常エンドを見て、二人の別れを一度受け止めてからクリア後に入った方が、追加演出の意味はわかりやすい。逆に、本編中から収集を丁寧に進めておけば、クリア後の負担はかなり減る。
ブラックボックスは強くはしない。数値を上げる装備ではない。それでも装備しなければ、あの一言は出てこない。プラグマタの真エンドは、強さを証明する終わりというより、やり残した場所を全部歩いた人にだけ渡される、短い返事に近い。
月を見たあとにシェルターへ戻るなら、モジュール欄だけは確認してから出た方がいい。そこを忘れなければ、最後の一言までたどり着ける。
