【AION2】スキルマクロ、先頭しか出ないときの直し方【アイオン2】
野良ダンジョンで同じキーを連打していると、指が先に疲れる。アイオン2のスキルマクロは、その連打を「押しっぱなし」に置き換えるための公式機能だ。ただし全部の技を1つに詰めれば強くなる、というものではない。クイックスロットの優先順位を無視したまま組むと、先頭の技しか出ない、通常攻撃が消える、MPだけが先に尽きる、といった状態になる。
ここでは、実際にスキル画面を開いて組んだときの動きを基準に、設定の順番、遅延の目安、クラスごとの分け方、手動で残した方がいい技までをまとめる。外部ツールの話はしない。ゲーム内のスキルマクロだけで、狩りとボスの両方で使える形にする。
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スキルマクロがやっていること
スキルマクロは、登録した技を決め打ちで順番に撃つコマンドではない。割り当てたキーを押し続けている間、指定したクイックスロットを短い間隔で試し続け、その時点で出せる技を出す仕組みだ。再使用待ち、発動条件を満たしていない、リソースが足りない、といった理由で出せない技は飛ばされる。
だから「1番に強技、2番に次の技」と並べても、1番側のスロットに即時で再使用のない技が残っていると、2番まで届かない。逆に、条件付きの技を優先の高い位置に置いておけば、条件が立った瞬間だけそちらが出て、普段は下の回転に戻る。マクロは順番そのものより、優先順位と再使用の関係で動く。
もう1つ大事なのは、マクロが覚えているのが技そのものではなく、クイックスロットの列だという点だ。スロットの中身を入れ替えれば、マクロ側を作り直さなくても撃つ技は変わる。プリセットを分けているなら、狩り用とボス用でスロットの中身を変えるだけで、同じマクロキーの中身を切り替えられる。
手動入力はマクロより優先される。マクロキーを押したまま別のキーを叩けば、そちらの技が割り込む。緊急回避や自己バフ、範囲回復をマクロの外に残しておけば、押しっぱなしの最中でも上書きできる。
先にクイックスロットの優先順位を決める
マクロを開く前に、スキル画面(初期キーはK)下段のクイックスロットを整える。縦の1列が1つのキーに対応していて、右端の0から3が優先順位だ。0がいちばん高い。同じ技はスロット内の1か所にしか置けない。
たとえばQの列に、0へ条件付きの回転技、1へ短い再使用の打撃、2へ填めの通常寄り攻撃、と置いたとする。Qを押すと、まず0が試される。0が再使用待ちなら1、それも無理なら2が出る。0に再使用のない技を置いてしまうと、ずっと0だけが出続けて1と2は死ぬ。
この「1列の中の優先」と、後で作る「マクロの段階の優先」は別物だ。列の中では0が勝ち、マクロの中では登録した1番の列が先に試される。1番の列にある技がすべて出せないときだけ、2番の列に進む。両方を混ぜて考えると、意図しない技が延々と出る。
列の分け方は、役割で切るのが扱いやすい。
- 1列目は、短い再使用で回すメイン攻撃
- 2列目は、条件が立ったときだけ優先したい連携や強化攻撃
- 3列目は、全部が再使用待ちのときの通常攻撃
- バフ、回復、緊急回避、大技は別キーに残す
即時で何度でも出せる技を、再使用のある技と同じ列に入れない。これが「先頭しか出ない」の大半の原因になる。
設定は3か所で完了する
マクロが動かないときは、技の登録だけして実行キーを割り当てていないことが多い。必要な場所は3つだ。
- スキル画面で、使いたい技をクイックスロットの列に置く。優先の高いものを0側にする。
- 同じ画面の右上にある「スキルマクロ」を開き、「マクロ追加」で段階を足す。各段階に、どの列を試すかを指定し、遅延を入れる。
- 設定、キー設定、一般の中にある「スキルマクロ」に、押し続けるキーを割り当てる。
3のキーは、個々の技のキーではない。マクロ自体を動かすキーだ。右クリックに置く人が多い。左手は移動と回避、右手はマクロ、という分け方が長時間でも崩れにくい。左クリックに置くと押し続けやすい一方、それまで左クリックに入っていた通常攻撃の割り当てが外れる。通常攻撃を別でも出したいなら、キー設定のクイックスロット側で「クイック使用」に別キーを振っておく。
AION1操作モードでは、マウス系のボタンをマクロに割り当てられない、または左クリックマクロが制限される。モードを変えたあとで急に動かなくなったら、キーボードの空いているキーへ移して確認する。
使い方は、割り当てたキーを押し続けるだけだ。連打すると、マクロの判定が途切れて技が飛ばることがある。狩りの移動中は押し続け、位置を大きくずらすときだけ離す、で十分回る。

遅延はPingで変える
各段階の遅延は、次の操作を試すまでの間隔だ。最小は10msで、画面例として10msが出ているからといって、全クラスの正解ではない。短すぎると入力が食い、長すぎると技と技のあいだに空隙ができる。
目安は次のとおりだ。
- Pingが50ms未満なら、10ms前後から試す
- 50から100msなら、10から20ms
- 100msを超えるなら、30から50msまで上げて、技が欠けないところを探す
- 人数の多い戦場や拠点戦で遅延が増える日は、その日だけ長めにする
調整は訓練用の的でやる。マクロキーを10秒押し続けて、出るはずの技が再使用明けに出ているか、通常攻撃で埋まっているか、MPの減りが想定内かを見る。的の上で問題なくても、多人数の戦場では1段だけ遅延を足した方が安定することがある。プリセットが分かれているなら、狩り用は短め、戦場用は少し長め、と分けておくと切り替えが楽だ。
先頭の技しか出ないときの確認
出ない、または先頭だけが出るときは、次の順で潰す。
まず実行キーを押しているか。スキルのキーを押していてもマクロは動かない。設定の一般にスキルマクロの割り当てがあるかを見る。
次に、同じ列に再使用のない技が入っていないか。入っていれば、その列は永遠にその技で埋まる。即時技は別列に隔離するか、マクロから外す。
その次に、発動条件だ。背後、強化状態、リソース、連携の前提技が必要なものは、条件が揃うまで飛ばされる。説明文に前提が書いてある技は、手動で1回出してからマクロに戻すと原因が分かりやすい。レンジャー序盤のように、1、2発で止まる技は、前提攻撃や状態を先に満たしているかを疑う。
遅延が短すぎて、次の段階の入力がアニメーション中に捨てられている場合もある。10msで欠けるなら20ms、それでも欠けるなら40msまで上げて、欠けるのが止まる最短を残す。
最後に操作モードだ。AION1操作モードのままマウスボタンに割り当てていると、マクロ側は設定できて見えても実行されない。キーボードに振り直して再現するかを確認する。
手動で挟んだ技はマクロより優先される。割り込みのあと列が止まったように見えたら、一度マクロキーを離して押し直す。
クラスごとの分け方
8クラスとも、マクロに入れるのは「短い間隔で繰り返す攻撃」まででいい。大技、自己バフ、緊急回避、MP回復は外に置く。以下は初期から中盤で崩れにくい分け方で、スティグマや特化で技の再使用が変わったら、列の0を入れ替える。
グラディエーターは範囲を薙ぐ技と単体の填めを分ける。0に、再使用が短くて雑魚処理の軸になる斬撃。その上が再使用待ちのあいだに出る単体。範囲を撒きたい狩りと、単体に寄せたいボスでプリセットを分けると、同じマクロキーのまま役割が変わる。対人では吹き飛ばしや引き寄せをマクロに入れると、自分が動かしたいタイミングで出てしまう。障害は別キーに残す。
テンプラーはヘイトと軽減が本体だ。マクロに入れていいのは、ヘイトが乗って再使用の短い打撃まで。シールド系の軽減、挑発、パーティを救う技は手動。マクロキーを押しながら軽減を叩けるように、軽減は押しやすいキーへ固定する。タンクは位置取りが先なので、右クリック押しっぱなしで攻撃を回し、左手は移動と軽減、が長時間でも崩れにくい。
アサシンはバーストの窓が本体だ。平常の連撃と、強化状態で優先したい技を列で分ける。ステルスや位置取り、締めの大技はマクロに入れない。平常は押しっぱなし、窓が開いたらマクロを一瞬離して大技を手動、また押しっぱなしに戻す。全部をマクロに入れると、窓の外でも大技を待ってDPSが落ちる。

レンジャーは距離が落ちた瞬間に役割が変わる。マクロは立ち位置が安定しているときの射撃回転だけにする。ノックバック、減速、離脱は別キー。序盤の技は前提攻撃がないと2発目以降が出ないものがある。的の前で手動とマクロを交互に押し、前提が切れたときにどの技で止まるかを見てから列を決める。
ソーサラーは詠唱がある。マクロで詠唱技を連ねると、移動や中断で列が崩れやすい。再使用が短く硬直の小さい技だけをマクロに置き、時間のかかる核は手動で挟む。MP消費の大きい核を列の0に置くと、MPがあるあいだそれしか出なくなる。消費の大きい技は優先を下げ、平常の射撃でMPを見ながら手動で足す。
スピリットマスターはペットの指示と自分の技が別タイミングだ。マクロにまとめていいのは自分の短い攻撃までで、ペットのスキル、状態異常、バーストの指示は手動のままにする。マクロキーを押したままペットキーを叩けるので、列を増やしすぎない方が指示が遅れない。
クレリックは回復が本体だ。攻撃マクロを組むなら、単体を殴る平常攻撃と、再使用の短い補助打撃まで。本命の回復、蘇生、バフは絶対にマクロへ入れない。パーティが薄いときにマクロが回復を食うと、役割が崩れる。攻撃用のマクロキーと、回復のキーは手の位置を離しておく。
チャンターはバフと攻撃の同時進行になる。平常攻撃(撃破砕のような填め)をマクロの最後の段階に置き、短い再使用の攻撃を前の段階に置く。マントラやパーティバフは手動。左クリックにマクロを置き、最後の段階へ通常攻撃を入れると、技が全部再使用待ちのあいだは填めが出続けて、空隙が減る。バフの更新だけは目で見て押す。
狩りとボスでプリセットを分ける
同じ並びを両方に使うと、どちらかで損をする。狩りは範囲と移動の多さ、ボスは単体の優先と割り込みの多さで列が変わる。
狩り用は、範囲技を0に近い位置へ置き、単体の填めをその後ろにする。移動が多いので、マクロは右クリック押しっぱなし、左手は移動、で足りる形にする。設置型や自分の足元範囲は、味方が密集する野良では手動に戻した方が事故が少ない。
ボス用は、単体の高倍率を0へ上げ、範囲を後ろへ下げる。被弾時に切りたい軽減や無敵はマクロの外。フェーズで前提が変わる技は、前提が切れた列を手動で差し替えるか、はじめから別プリセットにする。プリセット切り替えを戦闘中の押しやすいキーに置いておくと、列を作り直すより速い。
スティグマで技の再使用や条件が変わったら、マクロではなく先に列の0と1を入れ替える。マクロは列を参照しているだけなので、列を直せば追随する。
手動で残す技
次の系統は、マクロに入れると損をしやすい。
- MPやHPをまとめて戻す回復。枯れたタイミングで自分が出したい
- 再使用が長く、窓の中でだけ撃つ大技
- 無敵、シールド、緊急回避
- 挑発、ヘイトの強制、蘇生
- ステルス、急接近、離脱など位置が変わる技
- パーティ全体のバフで、更新タイミングを自分で見たいもの
逆にマクロへ入れていいのは、再使用が短く、条件がほぼ常時揃い、押し遅れるとDPSかヘイトが落ちる攻撃だ。条件付きでも、条件が立ったときだけ優先したい技は、列の0に置いてマクロの前段に含めてよい。立っていないあいだは飛ばされる。
「全部入り」にすると、MPだけが先に尽きたあと填めも出ない、という状態になりやすい。消費の大きい技を1段だけ外して的で30秒回し、MPの傾きが緩やかになるなら、その技は手動に戻す。
通常攻撃との同時押し
左クリックを通常攻撃の押しっぱなし、右クリックをスキルマクロ、と分けている人もいる。マクロ単体で全部を回すより、通常攻撃の入力が途切れにくく、短い再使用の技だけを右クリック側で拾える、という組み方だ。アサシンやレンジャーのように、填めの攻撃速度が本体のクラスでは、こちらの方が空隙が減ることがある。
このとき右クリックのマクロに、再使用のない技を入れると通常攻撃側と役割が被る。マクロ側は再使用のある1技だけ、または条件付き1技だけに絞る。両方を押し続けたまま、別キーで大技を割り込ませる。
設定にあるスキル予約をオンにすると、左右を押したまま他の技を予約しやすくなる、という報告が多い。オフだと割り込みがキャンセルされて、またマクロに戻されることがある。オンにして的の前で大技を挟み、キャンセルされずに出るかを見てから本戦へ持ち込む。クラスと遅延で結果が変わるので、最初からオン固定とはしない。
AION1操作モードでは左クリックへのマクロ割り当てが制限される。モードを使っているなら、マクロはキーボード、通常攻撃はマウス、と最初から分けた方がトラブルが少ない。
的の前での確認手順
組み終わったら、人のいる狩場へ行く前に的で確認する。
- マクロキーだけを10秒押し続け、出ている技の名前を目で追う。
- 再使用が明けた技が、次の周期で出ているかを見る。出ていなければ列の優先か遅延。
- 条件付きの技を、条件が揃った状態と揃っていない状態の両方で押す。揃っていないときに列が止まらないかを見る。
- MPの減りを30秒計る。想定より速いなら、消費の大きい技を1つ外す。
- 押しながら移動、回避、手動のバフを1回ずつ挟む。割り込みのあと列が復帰するかを見る。
- 遅延を10ms刻みで上下させ、技が欠けない最短を残す。
この6つを通れば、野良の雑魚ではほぼそのまま使える。ボスでは、範囲技の優先を1段下げたプリセットをもう1つ作っておく。

やってはいけない組み方
再使用のない技を、再使用のある技と同じ列の0に置く。列がそこで止まる。
バフと攻撃を同じ段階に混ぜる。バフの再使用が明けた瞬間に攻撃が飛ばされ、更新タイミングも自分で選べなくなる。
遅延を0相当まで下げて、入力が食べられているのに気付きにくい状態で狩る。的では出ていても、遅延の大きい戦場で欠ける。
AION1操作モードのまま、以前のマウス割り当てが生きていると思い込む。モードを変えた日は、キー設定のスキルマクロ欄を開き直す。
マクロキーを連打する。押し続けた方が、段階の試行が途切れない。
大技を列の0に固定したまま放置する。再使用が長いあいだ、その列が空振りして後段へ落ちるタイミングが遅れ、填めの攻撃まで遅くなることがある。長い再使用は後段か、マクロの外。
中盤以降の見直し
レベルが上がって技とスティグマが増えると、序盤の4技マクロは役割が合わなくなる。見直しのタイミングは、新しい攻撃を覚えたとき、スティグマで再使用が変わったとき、MPの最大値が伸びて消費技を列へ戻せるようになったとき、の3つでいい。
増えた技は、いきなりマクロへ足さない。まず手動のキーに置き、的で10回出して、再使用と条件を確認する。毎回出して得な技だけを、既存の列の0か1へ昇格させる。使わない技が列に残っていると、優先の判定が無駄に増えて、出したい技が後ろへ回る。
対人に出る日は、障害と移動技がマクロに入っていないかを先に見る。入っていれば外す。PvEで便利な自動割り込みが、対人では自分の位置を崩す。
まとめ
アイオン2のスキルマクロは、押し続けているあいだクイックスロットの列を試し、出せる技だけを出す機能だ。技を全部入れるものではなく、短い再使用の攻撃を列で優先づけし、その列をマクロの段階に載せる。実行キーは設定の一般で別に割り当て、押し続ける。遅延は10msから試し、Pingと人数で20から50msまで上げる。
先頭しか出ないときは、同じ列の即時技、未割り当ての実行キー、発動条件、短すぎる遅延、AION1操作モードのマウス制限をこの順で見る。回復、大技、回避、バフは手動に残し、狩りとボスでプリセットを分ける。的の前で10秒回してから狩場へ出れば、指の疲労だけが先に減って、回転そのものは自分で制御できる。
