S.O.L School Of Labyrinthを遊び倒した感想と実践的攻略

SOL School Of Labyrinthを遊び倒した感想と実践的攻略

「無明の講堂」という言葉を聞いた瞬間、背筋が少し冷たくなった。 学校の都市伝説なんて、だいたいがただの噂で終わる。でもこのゲームは、その噂を本気で現実にしてくれた。2026年8月にSteamで登場したS.O.L School Of Labyrinthは、ただのダンジョン探索RPGではない。記憶を失ったまま異界の校舎に放りこまれ、部活の力を頼りに日常へ帰ろうとする、どこか切実で、どこか奇妙に懐かしい体験だ。

私は発売から数日かけて何度も潜り、何度も全滅し、何度も拠点に戻って装備を整えた。50階まで届くかはまだわからない。それでも、序盤から中盤にかけて見えてきた「このゲームの考え方」を、できるだけ具体的に残しておきたいと思う。

ゲームの基本的な流れを整理する

S.O.L School Of Labyrinthの核心は「潜って、持ち帰って、整えて、また潜る」というサイクルだ。 プレイヤーは「無明の講堂」と呼ばれる場所に目覚める。記憶はほとんどなく、ただ「先生」と呼ばれる存在の言葉に導かれるように、旧校舎の地下へと降りていく。地下は全50階層。毎回マップが変わり、ミニマップに探索率が表示される。同じ階でも二度目は別の顔をしている。

戦闘はオーソドックスなターン制コマンドバトル。HPとMPに加えて、SAN(正気度)が重要な役割を果たす。敵の攻撃や異常な出来事でSANが削られ、低くなりすぎるとパーティの判断が狂ったり、戦力そのものが落ちたりする。ここが他のダンジョンものとはっきり違うポイントだ。

パーティは最大4人。それぞれが「部活」に所属していて、部活がそのままジョブの役割を決める。前衛タンク、後衛アタッカー、ヒーラー、支援バッファーなど、役割がはっきり分かれている。同じ部活でもビルドの方向性で前衛寄りになったり探索補助寄りになったりするので、単純な「この部活が強い」では済まない。

拠点では持ち帰った素材で施設を復旧・強化できる。施設が整うほど次の探索が楽になる。逆に言うと、欲をかいて深くまで行きすぎて全滅すると、持ち帰るものが少なくなり、次の探索が苦しくなる。撤退のタイミングを見極める勇気が、意外と大事だ。

S.O.L School Of Labyrinthを遊び倒した感想と実践的
S.O.L School Of Labyrinthを遊び倒した感想と実践的

最初の一歩——キャラクター作成と部活選び

ゲームを始めると、まず自分自身の部活を選ぶことになる。ここがかなり重要だ。 初期に選べる部活は限られているが、プレイを進めると週ごとに新しい部活が解禁されていく。野球部、オカルト研、保健委員、帰宅部、科学部、不良、弓道部、剣道部、園芸部、生徒会、図書委員、軽音部……など、バリエーションが豊富だ。

私の最初のパーティはこんな感じだった。

  • 前衛:野球部(反撃タンク)
  • 後衛:オカルト研(呪いアタッカー)
  • 支援:保健委員(回復)
  • 空き枠:探索が進んでから帰宅部を入れてみた

野球部は高い攻撃力と反撃能力を持つ。前に出して敵のヘイトを集めつつ、チャンスを見計らって大ダメージを狙う。オカルト研は後衛から呪いをかけたり、消耗品のダメージを底上げしたりする。保健委員は回復の柱。この三人だけでも序盤は十分戦えるが、4人目が加わると一気に安定する。

帰宅部は「生きて帰ること」を最優先するサバイバーだ。命中率を下げたり回避を上げたりするスキルが、探索の安全性を大きく変える。特にSAN管理が厳しくなる中盤以降、帰宅部の存在が精神的に楽になる場面が多い。

部活選びで迷ったら、まずは「前衛を一人、回復を一人、火力を一人」の最低ラインを押さえるのがおすすめだ。同じ部活を複数入れると役割が偏りやすいので、最初はバランスを意識した方がよい。

探索の基本——持ち帰れるものを優先する

ダンジョンに入ったら、まず意識すべきは「何を持ち帰るか」だ。 レベル上げだけを考えて深くまで潜ると、だいたい途中でSANが尽きて全滅する。序盤はB1F〜B5Fあたりを丁寧に周回し、宝箱と素材を確実に集める方が結果的に早い。

探索中に意識しているポイントを挙げておく。

  • 宝箱は優先して開ける。装備や消耗品が入っていることが多い。
  • 消耗品は回復系と攻撃系をバランスよく持ち帰る。
  • SANが7割を切ったら撤退を検討する。5割を切ったら即撤退が無難。
  • マップの探索率を確認しながら進む。未探索エリアに有用なものが隠れていることが多い。
  • イベントは基本的に挑むが、明らかに危険そうなものは見送る勇気も必要。

戦闘ではAUTOを活用しつつ、重要な局面では手動に切り替える。更新で戦闘速度が2倍・3倍にできるようになったのは本当に助かる。特に雑魚戦はAUTOでサクサク進めて、ボスや強い敵が現れたら集中する。

SAN管理は消耗品とスキルの両方で対応する。回復アイテムを温存しすぎると、いざという時に使えなくなる。適度に使いながら進むのがコツだ。

拠点の育て方——施設復旧が成長の要

持ち帰った素材で拠点の施設を復旧・強化していく。ここがこのゲームのもう一つの軸だ。 施設が整うと、回復効率が上がったり、装備の強化ができたり、新しいサポートが得られたりする。逆に施設が貧弱なままだと、いくらレベルを上げても深層で詰まりやすい。

私の場合、最初に意識したのは「回復系の施設」と「装備関連の施設」だ。回復が安定すると探索の回数が増え、回数が増えると素材が集まり、素材が集まると施設がさらに強くなる。この好循環を早めに作るのが重要だ。

拠点にいる他の生徒たちからの依頼も積極的に受ける。依頼をこなすと施設強化に必要な素材が得られたり、直接的なサポートが増えたりする。放置せずにこまめに確認した方がよい。

SOL School Of Labyrinthを遊び倒した感想と実践的攻略
SOL School Of Labyrinthを遊び倒した感想と実践的攻略

中盤以降で意識したいこと

B10Fを超えたあたりから、敵の強さとイベントの危険度が一段上がる。ここからが本当の勝負だ。

まず、パーティの組み直しを検討する。序盤で使っていたメンバーをそのまま深くまで連れていくのは難しい場合が多い。弓道部や剣道部のような高火力後衛・前衛を加えたり、軽音部のようなバッファーを入れたりして、役割を再構築する。

装備の接辞(アフィックス)にも注意を払う。同じ武器でも接辞によってかなり性能が変わる。攻撃力だけでなく、SAN関連の補正や命中率、クリティカル率などを見て選ぶ。

撤退の判断基準も厳しくなる。深層では「あと少しで次の階層」と思っても、体力とSANがギリギリなら戻った方がよい。全滅してすべてを失うより、半分でも持ち帰った方が次の探索が楽になる。

ボス戦では事前の準備がものを言う。消耗品を多めに持ち、バフ・デバフを活用し、前衛の配置を工夫する。オートに頼りすぎず、状況を見ながらコマンドを選ぶ。

私が実際に役立った具体的なTips

いくつか、プレイ中に「これは覚えておいてよかった」と思ったことをまとめておく。

  • 初期の部活選択は慎重に。後から変更できるが、最初の数時間の効率に影響する。
  • 消耗品の在庫管理をこまめに行う。特にSAN回復系は貴重。
  • マップの行き止まりや死角に宝箱があることが多いので、探索率を100%に近づける意識を持つ。
  • 戦闘中にバフ・デバフのアイコンが表示されるようになったのは大きい。状況把握がしやすくなった。
  • 装備は「今すぐ強いもの」より「次の探索で使えるもの」を優先して持ち帰ることがある。
  • 拠点での依頼は、探索の合間に必ず確認する。放置すると機会損失になりやすい。
  • 全滅しても落ち込みすぎない。持ち帰れなかった分は次で回収すればよい、という気持ちでいる。

このゲームの魅力と、まだ見えていない部分

S.O.L School Of Labyrinthの一番の魅力は、部活という身近なモチーフを異界のダンジョンに落とし込んでいる点だと思う。野球部の反撃、オカルト研の呪い、帰宅部の生存本能……どれも「ありそうで、でも異界だと異様に機能する」というバランスが面白い。

SANという精神面のリソース管理も、ただの数値ではなく「このまま進んで大丈夫か?」という判断をプレイヤーに強いる。物理的な強さだけではクリアできない設計になっている。

一方で、まだ深層はほとんど触れていない。50階の最下層に何があるのか、物語がどう決着するのかはこれからの探索次第だ。アップデートも頻繁に入っており、操作性やUIの改善が進んでいるのも好印象だ。

まとめ——日常へ帰るための、地道な一歩を

S.O.L School Of Labyrinthは、派手な必殺技や華やかな演出で一気に突き進むタイプのゲームではない。地道に素材を集め、施設を整え、部活の組み合わせを考え、SANを気にしながら少しずつ深く潜っていく。その過程そのものが、このゲームの醍醐味だ。

最初は戸惑うかもしれない。マップが毎回変わるし、SAN管理も慣れるまで時間がかかる。でも、拠点に戻って装備を整えた瞬間の安心感や、新しい階に足を踏み入れた時の緊張感は、他のダンジョンものにはない独特の味わいがある。

私はこれからも潜り続けるつもりだ。日常へ帰るその日まで、部活の仲間たちと一緒に。

あなたも旧校舎の地下で、自分なりの生存戦略を見つけてほしい。

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