旧校舎の地下を潜るダンジョンRPG『S.O.L School Of Labyrinth』の遊び方と攻略のポイント

旧校舎の地下を潜るダンジョンRPG『S.O.L School Of Labyrinth』の遊び方と攻略のポイント

Steamで遊べる『S.O.L School Of Labyrinth』を発売直後から触り続けている。価格は800円前後と手頃なのに、部活をモチーフにしたジョブシステムとSAN管理を絡めたターン制探索が想像以上にしっかりしていて、気づいたら何時間も潜っていた。ウィザードリィやエトリアの系統を好む人なら、一度は覗いてみる価値がある作品だと思う。

この記事では、ゲームの基本的な流れから、序盤の進め方、効率よく深く潜るための考え方、注意すべきポイントまでを、実際にプレイして感じたことを交えながらまとめていく。ネタバレは最小限に抑えつつ、実用的な情報を優先した。

ゲームの概要

『S.O.L School Of Labyrinth』は、旧校舎の地下に広がる異界「無明の講堂」を舞台にしたダンジョンクロールRPGだ。プレイヤーは記憶を失った状態でこの場所に目覚め、謎めいた「先生」に導かれながら、日常への帰還を目指して地下深くへ潜っていく。

最大の特徴は、50階層にも及ぶ迷宮を4人パーティで探索する点にある。マップは探索するたびにランダムに生成されるので、同じ階層でも毎回違う道筋になる。宝箱や装備、消耗品を集め、拠点に持ち帰って施設を復旧・強化し、より深い階層に挑むというサイクルが基本だ。

戦闘はオーソドックスなコマンド選択式のターン制。HPとMPだけでなく、SAN(理性・正気度)というパラメータが重要になる。異形の攻撃や奇妙な出来事でSANが削られ、低くなるとさまざまなデメリットが発生する。無理をして深追いするより、時には撤退を選ぶ勇気が必要になる設計だ。

キャラクターは部活に所属しており、その所属によって役割が大きく変わる。野球部や剣道部のような前衛寄りのタイプ、保健委員や園芸部のような回復役、オカルト研や図書委員のような知識を活かした後衛など、バリエーションが豊富。同じ部活でもビルドの方向性で前衛火力寄りや支援寄りに分岐できるのが面白い。

拠点には他の生徒たちも集まっていて、彼らの依頼をこなすことで施設強化やサポートを得られる。レベルアップだけでは深層は突破しにくいので、装備の充実と拠点の復旧を並行して進める必要がある。

日本語と英語に対応しており、Steam版はWindows向け。発売から数日でウィッシュリストが大幅に伸び、販売本数も順調に伸びているようだ。アップデートも比較的こまめに入っていて、操作性やUIの改善が続いている。

旧校舎の地下を潜るダンジョンRPG『S.O.L School Of Labyrinth』の遊び方と攻略のポイント
旧校舎の地下を潜るダンジョンRPG『S.O.L School Of Labyrinth』の遊び方と攻略のポイント

初心者が最初にやるべきこと

最初にやるべきは、キャラクター作成時の部活選択だ。ここで選んだ所属が、序盤の戦い方を大きく左右する。最初のパーティは自分を含む4人で編成されるが、後から仲間を入れ替えたり、拠点で新たに集めたりもできるので、完璧を求めすぎなくても大丈夫。

おすすめの初期編成の考え方は、以下のようなバランスを意識することだ。

  • 前衛で殴れるタンクやアタッカーを1〜2人
  • 回復手段を持つキャラを最低1人
  • 後衛で呪いや高火力を出せるキャラを1人

野球部は反撃能力が高く、前線で粘りやすい。保健委員は純粋な回復役として頼れる。オカルト研は呪いを付与しつつダメージを出せるので、序盤の異形対策に便利だった。帰宅部は回避に優れ、生存率を高めてくれる。科学部や弓道部、剣道部もそれぞれ特徴がはっきりしているので、好みで選んでよい。

序盤はB1Fから数階層を丁寧に探索する。マップはランダム生成なので、まずはミニマップを見ながら探索率を上げていく意識を持つ。宝箱は積極的に開け、落ちている装備や消耗品を拾う。特に回復アイテムとSANを回復・維持できるものは優先して持ち帰ろう。

戦闘では、いきなり全力を出す必要はない。敵の攻撃パターンを観察し、SANが削られやすい攻撃には早めに対処する。HPが減っていなくても、SANが危険水域に入ったら撤退を検討する判断が重要だ。撤退は失敗ではなく、次の探索のための正しい選択だと早めに認識しておいた方がいい。

拠点に戻ったら、集めた素材で施設を復旧する。最初は限られた施設しか使えないが、徐々に強化していくと探索が楽になる。他の生徒の依頼も、無理のない範囲でこなしておくと後々助かる。

操作面では、キーボード・マウスでもパッドでも遊べるが、パッドの場合は初期の操作性に少しクセがあるという声もある。アップデートで改善が進んでいるので、最新版に更新してから触るのがおすすめだ。

旧校舎の地下を潜るダンジョンRPG『S.O.L School Of Labyrinth』
旧校舎の地下を潜るダンジョンRPG『S.O.L School Of Labyrinth』

効率よく進めるための考え方とコツ

深層を目指す上で意識したいのは、「一度の探索で無理をしない」ことだ。50階層は決して短くない。序盤で無理に階層を稼ごうとすると、装備不足やSAN管理の甘さで全滅しやすくなる。ある程度の階層まで到達したら、一旦拠点に戻って装備を整え、施設を強化してから再挑戦するサイクルを回すのが効率的だった。

装備はドロップや宝箱から入手する。接辞が付くものもあり、同じ武器でも性能に差が出る。売れるようになった装備(アップデートで制服や竹刀なども売却可能になった)は積極的に換金し、必要なものを買い直すのも一つの手だ。消耗品は回復系と攻撃系をバランスよく持ち歩く。特にSAN関連のアイテムは深層になるほど重要度が増す。

パーティの役割分担を明確にしておくと、戦闘が安定する。前衛が敵のヘイトを集め、後衛が安全にスキルを放つ形が基本。回復役はMPとアイテムの両方を使って、パーティ全体のHPとSANを維持する。同じ部活でもビルド方向を変えることで、火力特化や妨害特化、探索補助寄りにできるので、手持ちのキャラを見て柔軟に組み替える。

戦闘速度はAUTO時に2倍や3倍に設定できるようになったアップデートが入っている。慣れてきたら活用するとテンポが良くなる。ただし、初めての敵やボス級の相手のときは手動でじっくり観察した方がいい。

拠点の施設復旧は、探索効率に直結する。素材を持ち帰って優先順位をつけて強化していく。序盤は探索に直接役立つ施設や、回復・装備関連を優先するのが無難だった。他の生徒の依頼は、報酬が良さそうなものから手を付ける。

マップ探索では、行き止まりや隠し通路を見落とさないよう、探索率を意識する。ランダム生成なので「この階層はもう十分」と判断したら、早めに戻るのも立派な戦略だ。全滅すると持ち帰りが減るので、リスク管理がこのゲームの肝になる。

中盤以降は、敵の多様性が増してくる。物理耐性が高い敵、状態異常を多用する敵、SANを集中的に削ってくる敵などが出てくるので、パーティのスキル構成を状況に合わせて調整する必要が出てくる。特定の部活のスキルが刺さる場面もあるので、複数のキャラを育てておくと対応力が上がる。

実際にプレイして感じた重要ポイントとアドバイス

一番大事なのは、SAN管理を軽視しないことだ。HPが満タンでもSANが削れ切ると、戦闘が急激に苦しくなる。敵の攻撃だけでなく、探索中のイベントでもSANが変動することがある。低SAN状態での無理な探索は避けるべきだ。

撤退のタイミングを見極める練習を早めにしておく。深層に行くほど、撤退判断がシビアになる。持ち帰りたいアイテムがある場合でも、パーティの状態が危険なら一度戻る勇気を持つ。

部活の選択は、単に強さだけでなく、自分のプレイスタイルに合うものを選ぶのが楽しい。前衛で殴りたい人は野球部や不良、剣道部。サポート重視なら保健委員や園芸部、風紀委員。後衛で知識や呪いを活かしたいならオカルト研や図書委員、科学部。軽音部のようなバッファーも、パーティを底上げしてくれる。

アップデートが頻繁に入っている点も評価できる。発売直後は操作性やUIに改善の余地があったが、開発側がフィードバックを読んで対応している姿勢が見える。セーブデータの保護やクラウドセーブ対応なども追加されているので、安心して長く遊べる環境になりつつある。

価格の安さと内容のバランスはかなり良い。クラシックなダンジョンクロールの楽しさを、学校という親しみやすい(しかし異界化した)舞台で再構築している点が新鮮だ。雰囲気はホラー寄りだが、過度に暗くなりすぎず、部活キャラの個性で緩和されている印象がある。

注意点としては、ランダムマップゆえに「運」の要素があること。良い装備がなかなか出ない探索もあれば、一気に戦力が整う探索もある。一回の失敗で落ち込みすぎず、長期的に拠点を育てる視点を持つと続けやすい。

AI支援が開発の一部に使われていることは開示されているが、ゲームプレイ中に動的生成されるわけではなく、最終的には開発チームの手で調整されているとのこと。プレイ感に直接影響する部分ではないので、気になる人はストアページの説明を読んでから判断すればいい。

まとめ

『S.O.L School Of Labyrinth』は、クラシックなダンジョンクロールの骨格をしっかり残しつつ、部活ジョブとSAN管理という独自の味付けを加えた作品だ。50階層というボリュームに対して価格が手頃で、拠点強化と探索を繰り返すサイクルが中毒性がある。

最初は部活選びと基本的な探索に慣れ、無理をせず拠点を育てながら徐々に深く潜っていくのがおすすめだ。SANを意識した戦闘と、撤退の判断を身につければ、安定して進めるようになる。

実際にプレイしてみて、ウィザードリィやエトリア、ペルソナQ系統のダンジョン探索が好きな人には特に刺さる内容だと感じた。学校の地下に広がる異界という設定も、都市伝説めいていて雰囲気が出ている。

まだ発売から間もない作品なので、今後のアップデートでさらに遊びやすく、深くなっていく可能性が高い。興味を持った人は、Steamで一度触ってみてほしい。日常への帰還を目指して、部活仲間とともに地下を潜る時間は、意外と充実したものになるはずだ。

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