PS5で触った『真・三國無双2リマスター』体験版。虎牢関で分かった手触りと、買う前に見ておきたいこと【三無双2R】
『真・三國無双2 with 猛将伝 Remastered』の体験版を、PS5で一通り遊んでみた。遊べるのは虎牢関の戦い(連合軍)だけで、使える武将は6人。セーブは製品版に引き継げない。それでも、昔の無双をそのまま綺麗にしただけなのか、それとも今の感覚で遊べるのかは、この一本でかなり分かる。
この記事では、体験版の中身、最初に触る設定、虎牢関の進め方、武将ごとの違い、最後に出る強敵の戦い方まで、実際に触って分かったことを順番に書いていく。
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体験版でできること
体験版は2026年9月24日からPlayStation Storeで配信されている。料金はかからない。製品版は10月1日発売で、通常版は7,480円(税込)。対応機種はPS5、Nintendo Switch 2、Xbox Series X|S、Steam。今回触ったのはPS5版だ。
遊べるステージは、特別シナリオの「虎牢関の戦い(連合軍)」。董卓が洛陽を押さえ、袁紹を総大将にした諸侯連合がこれを叩こうとする、あの合戦だ。ただし開始地点や一部の展開は製品版と違う。試遊用に調整された特別な虎牢関、と考えた方がいい。
使える武将は次の6人。
- 趙雲
- 関羽
- 夏侯惇
- 甄姫
- 周瑜
- 孫尚香
難易度と言語は変更できる。条件を満たすと、最後に強敵が出る。公式ページでも董卓、張遼、貂蝉のあとに「???」と書かれていて、実際に最後まで押し切ると呂布が現れる。ここが体験版の山場だ。

グラフィックはUnreal Engine 5。武将の顔、鎧の金具、土埃、火の色が、PS2時代とは別物になっている。一方で、通常攻撃とチャージ攻撃を軸にした一騎当千の骨組みは残っている。綺麗になっただけの移植、というより、操作の土台を残したうえで足場を現代側に寄せた作品、というのが触った印象だ。
最初にやっておきたい設定
PS5版は60fpsが基本だ。Switch 2版は30fps以上、最大60fpsと案内されている。画面の切れ方を重視するなら、体験版はPS5で見る価値がある。兵士が密集したときにフレームが落ちる場面はゼロではないが、通常の斬り合いでは滑らかに見える。
起動したら、まず設定を開く。本作には「ノーマル設定」と「クラシック設定」がある。新しく足された要素は個別にオンオフもできるので、全部クラシック、全部ノーマル、の二択だけではない。
ノーマル設定は、今回おすすめとして用意された側だ。回避、ジャストパワーガード、馬の呼び出し、ロックオン、カメラの扱いが現代寄りになる。クラシック設定は、原作に近い制限に戻す側だ。前方ガード中心、馬を呼べない、弓兵が強い、といった当時の厳しさが戻ってくる。
初めて触るなら、最初の一周はノーマルのままでいい。昔の無双2を知っている人は、一度ノーマルで最後まで行ってから、呂布戦だけクラシックに切り替えてみると差が分かりやすい。東京ゲームショウのステージでも、呂布戦をクラシック設定で縛って見せていた。あれはネタではなく、実際に難度が変わる。
カメラは、最初のうちはロックオンをオンにしておくと将の位置を見失いにくい。群衆の中で視点が暴れるのが気になる人は、感度を一段下げるだけでかなり楽になる。振動は強めだと斬撃の手応えは出るが、長時間だと疲れる。体験版は短いので、最初はオンのままで手触りを確認して、気になれば切ればいい。
操作の基本
ボタン配置の芯は、無双2の頃と大きくは変わらない。
- 通常攻撃で連打
- チャージ攻撃で隙を作る、浮かせる、範囲を取る
- 無双ゲージが溜まったら無双乱舞
- ガードで正面の斬撃を受ける
ここに、回避とジャストパワーガードが足されている。
回避は、攻撃の途中でもキャンセルに使える。チャージを溜めている最中に危なくなったら、回避で抜ける。これが地味に大きい。昔の無双は、溜め始めたら最後まで見るか、食らうかの二択になりがちだった。今は「溜めて、危なければ抜いて、また入る」ができる。ジャスト回避が決まると、カウンターに繋げられる。成功の窓は狭い。ORIGINSより厳しい、という声もあるくらいで、最初から狙って出す必要はない。まず「食らいそうなら横に抜ける」だけで十分役に立つ。
ジャストパワーガードは、相手の攻撃をタイミングよく弾いて気絶に持ち込む技だ。原作にもパワーガードはあったが、今回は成功時の返しがはっきりしている。将が黄色や赤の予兆を出して振ってくる攻撃に合わせると決まりやすい。雑兵の連打に毎回合わせようとすると、かえって隙を作る。将の大振り専用、くらいに考えておくと失敗が減る。

馬は、ノーマル設定だと呼び出しが楽になっている。ORIGINS寄りの乗り方で、長い直線を一気に進める。虎牢関は横に広い。歩いて拠点を回っていると、味方が削られている間に間に合わない。移動は馬、戦闘は降りて斬る、を基本にするとテンポが良い。クラシックにするとこの呼び出しが制限されるので、地図の広さを体で思い出すことになる。
無双ゲージは、敵にダメージを与える、ダメージを受ける、瀕死になると自然に溜まる、ボタン長押し、といった条件で増える。満タンで無双乱舞。使用中は無敵に近いので、囲まれたとき、将の乱舞を割りたいとき、体力が赤いときの保険に取っておく。瀕死かつゲージ最大で出す真・無双乱舞は、威力が一段上だ。体験版は装備の育成がほぼないので、真乱舞書のような伸びは期待しない方がいい。手元のゲージを、ここぞで使うゲームだ。
虎牢関の流れ
舞台は虎牢関。連合軍側として入り、董卓軍を押し戻していく。開始地点は製品版と違うので、攻略サイトの製品版マップをそのまま当てはめると迷う。体験版は体験版として、目の前の拠点と大将の位置を見て進めた方が早い。
序盤は雑兵の密度を確認する時間だ。今作の雑兵は、人数が多く、固まりやすい。隊長格が混ざると、そこだけ硬くなる。弓と弩は、離れた場所からまとめて飛んでくる。ひるまないが、体力の減りは大きい。昔の無双を知っている人ほど、最初の一射で「あ、これ残ってる」となる。
進め方の基本は単純だ。
- 近くの敵将を先に落とす
- 味方が押されている拠点に馬で入る
- 弓兵の群れは横から入って潰す
- 本隊は、周囲を片付けてから正面に入る
真正面から門に突っ込むと、弩と将の攻撃が重なる。一度横の小路に入って弩を落とし、戻るだけで被ダメがかなり減る。体験版は短いので、遠回りに見えてもこの一手間は元が取れる。
途中で張遼、貂蝉が出てくる。張遼はリーチと踏み込みが長い。正面で受け合い続けると、ガードを割られた瞬間に体力が飛ぶ。横に回避して、振り終わりに通常攻撃を3~4発入れて離れる、を繰り返す方が安定する。貂蝉は見た目より硬い。範囲技のあとが短いので、そこで入る。二人同時に相手にしないこと。片方が攻撃を振っている間にもう片方の背後を取ると、回復の隙がない。
董卓は体が大きく、攻撃の予兆も分かりやすい。問題は周りの兵だ。董卓だけ見て斬っていると、背後の弩で削られる。先に周囲を一度空にしてから本体に入ると、無双乱舞の回転が無駄にならない。
呂布を出すには
最後の強敵は呂布だ。必ず出るわけではなく、進め方の条件を満たしたときに出現する。東京ゲームショウの実機プレイでも「うまく進めると呂布が出る」と説明されていた。体験版で確認しておきたいのは、まさにここだ。
確実に出やすい進め方は、味方の主要武将を落とさないこと。曹操、孫堅、劉備あたりが途中で死ぬと、呂布戦が弱体化するか、出現そのものが変わる、という報告がある。断定はできないが、味方が次々脱落した周回では最後が軽い、という感触はあった。なので、呂布を見たいなら序盤から味方の体力を気にする。
味方が危ないサインは、画面端の拠点表示と、味方武将の台詞だ。無視して奥に進むと、戻ったときにはもういない。馬で一度引き返し、囲んでいる敵将を一人落とすだけで、その拠点は持ち直すことが多い。全部の雑兵を殲滅する必要はない。将を落とせば兵は崩れる。
呂布戦に入ったら、立ち回りを変える。雑兵戦の要領で前に出続けると、黄色の予兆から強制受身を取られて、そのまま連撃をもらう。呂布は他の将より、受身後の切り返しが速い。範囲も広く、ダメージも高い。昔のC1のような画面半分を薙ぐ技は弱められている、という指摘もあるが、それでも近距離で食らうと一気に赤くなる。
安定するのはこの動きだ。
- 距離を一拍置く
- 大振りの終わりに横から2~3発
- 黄色予兆は回避かジャストパワーガード
- 無双乱舞は、呂布が技を振り始めた瞬間にぶつける
- 体力が赤くなったら真乱舞を温存せず使う
クラシック設定だと、回避と馬がない分、この読み合いが厳しくなる。ノーマルで一度倒してからクラシックに挑むと、何が足されているのかが体で分かる。体験版で一番面白い比較だ。
6人の武将、どれから触るか
体験版は育成がない。武器の合成も、製品版の黄龍丹も、ここではほぼ関係ない。だからこそ、武将そのものの手触りがストレートに出る。
趙雲から入るのがおすすめだ。通常攻撃の回転が良く、攻速も安定している。範囲を取る技と、単体を浮かせる技がバランスよく入っている。初めて無双2系に触る人でも、ボタンを連打しているだけで場が片付く。呂布戦でも、逃げながら刺す動きと相性がいい。体験版を一周しかできないなら、趙雲でいい。
関羽はリーチが長い。一振りの威力は高いが、隙も大きい。雑兵を横に薙ぐ気持ちよさは一番ある。反面、呂布のような速い相手には、振ったあとの硬直を回避で消す必要がある。ノーマル設定前提の武将、と言っていい。クラシックで関羽を選ぶと、昔の「振ったら最後」がそのまま戻ってくる。
夏侯惇は重い。攻撃が当たったときの手応えは大きいが、足が遅い。馬での移動とセットで使うと楽になる。拠点防衛に向いている。門の前で待ち、入ってきた兵をまとめて落とす動きが得意だ。奥まで自分から追いかけると、戻るのに時間がかかる。
甄姫は範囲と属性寄り。兵の密度が高い虎牢関と相性がいい。将単体を短時間で削る力は趙雲や関羽に一歩譲るので、呂布戦は長引きやすい。雑兵処理の気持ちよさを見たいときに選ぶ。
周瑜は火と範囲。直線を焼く技が多く、門や通路で輝く。開けた広場だと、兵が散って効率が落ちる。虎牢関は通路と関所が多いので、体験版との相性は悪くない。チャージの溜めを回避でキャンセルできるのを知ってからだと、急に扱いやすくなる。
孫尚香は機動力がある。輪投げ系の飛び道具で、離れた弓兵を先に削れる。接近戦の火力は趙雲ほどではないが、呂布の大振りを見てから入る立ち回りと合う。操作に慣れてから選ぶと、体験版の中では一番「自分で戦っている」感覚が出る。
回す順番の例はこうだ。
- 趙雲で全体の流れと呂布出現を確認
- 関羽でリーチの違いを見る
- 孫尚香で距離の取り方を見る
- 残りは好みで一周
6人全部を最高難度で回す必要はない。手触りが分かれば、製品版で誰から無双モードを始めるかの判断材料になる。

敵兵で気をつけたいこと
将より先に体力を持っていかれるのは、だいたい弩と背後だ。
弩兵はひるまない。斬りながら進んでも、射撃は止まらない。人数がいると、ガードしていても端から削られる。対処は、真正面から入らないこと。馬で横に出て、一番端の弩から順に落とす。一人落とすと隣が反応する前に、もう一人いけることが多い。
隊長格の兵は、通常兵より硬く、周囲の兵をまとめる。無視して奥に進むと、戻ったときに味方が囲まれている。赤いマーカーが見えたら、先にそこを一つ落とす。体験版はドロップの厳選をする場所ではないので、アイテム目的で粘るより、テンポを優先した方がいい。
将は、攻撃前に色の予兆が出る。黄色はチャージ、赤は乱舞寄りの大技、と見ておくと対処が楽だ。予兆を見たら、通常連打をやめて横に避ける。避けたあとに3発入れて離れる。これを崩さなければ、体験版の難易度なら大半の将は倒せる。
体力が赤くなったときは、無理に倒し切らない。一度馬で離脱して、雑兵を数体斬ってゲージを溜め、真乱舞で戻り討ちする。体験版には回復アイテムの余裕が少ないので、赤い状態で前に出続けるのが一番危ない。
難易度の上げ方
最初の一周は普通でいい。操作とマップの把握が目的だからだ。普通でも、弩の集中砲火と呂布は普通に痛い。ここで余裕がある人だけ、難易度を上げる。
上げたときに変わるのは、被ダメの大きさより「一度のミスが死に直結するか」だ。回避の成功窓が体感で狭くなり、ジャストパワーガードを外したときの返しが重くなる。高難度は、クラシック設定と重ねると一気に昔の無双2に近づく。体験版でそこまでやる必要はないが、製品版をクラシックで遊びたい人は、一度だけ高い難度を触っておくと覚悟が決まる。
言語設定は日本語のままで問題ない。ボイスは当時のものをベースにしている部分が多く、台詞量そのものは後年の無双ほど多くない。戦場の掛け合いと、一定撃破時の一言で雰囲気を作るタイプだ。
2人で遊ぶなら
製品版は、無双モード、フリーモード、VSモードで画面分割のオフライン2人プレイに対応している。オンライン2人は発売後のアップデートで対応予定、とステージで案内されていた。体験版の時点で画面分割がどこまで開いているかは、相手のPS5とコントローラー次第だ。
2人で虎牢関に入るなら、役割を分けた方がいい。一人が前線の将を落とし、もう一人が味方拠点と弩を見る。二人とも同じ将に張り付くと、背後の拠点が落ちる。呂布戦は、片方が注意を引き、もう片方が横から通常攻撃を入れる形が安定する。無双乱舞を同時に出すと見た目は派手だが、無敵時間を二つ同時に消費するので、片方は残しておく。
VSモードは製品版の要素だ。体験版で協力のテンポが合った相手とは、製品版で一度対戦してみる価値がある。無双2のVSは、読み合いより「どっちが先にゲージを溜めて乱舞を押し付けるか」になりやすい。体験版で乱舞の発生速度を見ておくと、製品版のVSで負け筋が読める。
体験版では分からないこと
ここは大事だ。体験版は虎牢関の特別版だけで、セーブは製品版に引き継げない。なので、次のことは体験版だけでは判断できない。
無双モードの長さ。武将ごとの物語を何戦か続けるモードで、条件を満たすと操作武将が増える。クリア時に黄龍丹がもらえ、次の武将の初期ステータスを底上げできる、という製品版の要素は体験版にはない。周回が辛いかどうかは、買ってからしか分からない。
武器合成。不要な武器を素材にして、属性やスキルを移す。体験版は武器を育てる暇がないので、この気持ちよさも分からない。
隠し要素の見やすさ。製品版ではステージ選択時に解放条件が見えるようになった、というレビューがある。体験版の一本ステージでは確認しにくい。
新シナリオと、ORIGINSの紫鸞。参戦は製品版側の話だ。体験版の6人に紫鸞はいない。
オープニング編集やエンディング差分も、製品版の範囲だ。
逆に、体験版で判断できることははっきりしている。
- 60fpsの斬り味が自分に合うか
- 回避とジャストパワーガードを使うか、クラシックに戻すか
- 弩と密集がストレスか、それとも無双らしいと感じるか
- 趙雲、関羽、孫尚香のどれかが手に馴染むか
- 呂布戦を「読み合い」として楽しめるか
この5つが自分に向いていれば、製品版の無双モードは土台が同じなので、大きく裏切られにくい。逆に、体験版の時点でカメラと弩が苦痛なら、武将が増えてもその部分は残る。
製品版を買う前のチェックリスト
体験版を終えたあとに、次だけ見れば判断しやすい。
- ノーマルで呂布を倒せたか
- クラシックでも、少なくとも董卓までは進めそうか
- 馬の移動が「楽になった」と感じたか、「無双2じゃなくなった」と感じたか
- 6人のうち、もう一周したい武将が一人でもいたか
- 画面の綺麗さより、攻撃の重さが気になったか
最後の一点は人による。UE5で顔と鎧は綺麗だが、斬ったあとの兵士の吹き飛びや、乱舞中のカメラは、後年の無双ほど派手ではない。無双2の「重い刃で押していく」感覚を残している。キラキラした連撃を期待して体験版を開くと、少し地味に感じるかもしれない。そこが好みなら、このリマスターは合っている。
価格は通常版7,480円。デジタルデラックスは11,880円で、レトロ衣装やアイテムが付く。トレジャーボックスは13,860円。体験版で手触りが気に入ったなら、まず通常版で十分だ。衣装は後からでも判断できる。
短くまとめると
PS5の体験版は、虎牢関一本で、趙雲、関羽、夏侯惇、甄姫、周瑜、孫尚香の6人。セーブは引き継げない。その代わり、回避、ジャストパワーガード、馬、クラシック設定の違い、そして条件を満たしたときの呂布戦まで、今の『真・三國無双2』がどういう手触りなのかは一通り分かる。
最初は趙雲、ノーマル設定、普通難易度。味方を落とさず、弩を横から潰し、将の予兆で横に避ける。最後まで押し切れば呂布が出る。倒せるかどうかより、その読み合いが楽しいかどうかが、買うかどうかの境目になる。
昔の無双を綺麗にして、最低限の現代操作を足した作品だ。全部を新しくしたリメイクではない。体験版は、その中間を自分の手で確認するための短い戦場になっている。
