紅 の 砂漠 攻略、序盤で詰まない進め方(Crimson Desert)

紅 の 砂漠 攻略、序盤で詰まない進め方(Crimson Desert)

ファイウェルに降り立って最初に感じるのは、世界がやたら広いことだ。山の向こうまで地平線が続いていて、街の屋根の上を歩けるし、崖は登れるし、空からはアビスの光が落ちている。『紅の砂漠』は、その広さを「とにかく歩くゲーム」にしてしまわず、戦い方も移動も拠点の育て方も、全部プレイヤーの手に預けてくる。

この記事では、発売から半年近く遊んできた視点で、序盤から中盤までの進め方をまとめる。ストーリーの核心はできるだけ避けつつ、実際に時間を食ったポイント、先に知っておけば楽になる操作、キャンプが回り始めるまでの優先順位を書いた。メインを急ぎたい人も、探索に寄り道したい人も、まずここを押さえてから大陸に出てほしい。

どんなゲームか

パールアビスが『黒い砂漠』の世界観を土台に作り直した、シングルプレイ専用のオープンワールドアクションだ。もともとは前日譚のMMOとして企画されていたが、開発の途中で独立した作品になった。世界観の匂いだけは共有しているものの、物語もシステムも別物だと思った方がいい。

紅 の 砂漠 攻略、序盤で詰まない進め方(Crimson Desert)
紅 の 砂漠 攻略、序盤で詰まない進め方(Crimson Desert)

プレイヤーが操作するのは灰色たてがみの傭兵、クリフ。夜の奇襲で団が散らされ、生き残った仲間を集めながら、失ったものを取り返す旅が本筋になる。途中から操作できる仲間が増える。最初に加わるのがウンカ、そのあとデミアンだ。三人とも武器の感覚が違い、同じ大陸でも戦い方が変わる。

舞台のファイウェル大陸は大きく五つの地域に分かれる。

  • エルナンド:川と山と小さな街。物語の出発点
  • パイルーン:北の故郷。灰色たてがみと黒い熊がぶつかり合う土地
  • デメニス:政治と軍事の中心。兵士の目が厳しい
  • デレシア:機械と科学が前に出る地域
  • 紅の砂漠:名前どおり乾いた赤土と無法が支配する荒野

これに加えて、空の上にアビスという別層がある。地上に落ちた痕跡を辿ると、滑空やファストトラベル、スキル強化の核になるアビスアーティファクトが見つかる。探索の半分は、この光を拾う作業だと思ってもいい。

戦闘は決め打ちのコンボゲームではない。剣、盾、槍、斧、双剣、弓、あとから出てくる機械寄りの武器まで、手にしたもので立ち回りが変わる。掴み、蹴り、掌波、元素付与、パリィ、回転切り。全部を使う必要はないが、「この敵にはこれ」と自分で組み合わせる余地が大きい。生活要素も本筋に食い込んでくる。狩り、釣り、採掘、料理、キャンプ拡張、馬、ペット。メインだけ進めてもクリアはできるが、拠点が貧弱なままだと中盤のボスと移動で息切れする。

2026年8月末の無料アプデ「Enhanced」で、メインにカットシーンが足され、日本語ボイスも入った。字幕だけで進めていた頃より、仲間の会話の温度がはっきりする。今から始めるなら、この状態が基準だ。

最初の数時間でやること

序章「深い夜」から第1章「出会い」までは、ほぼチュートリアルだ。操作説明を飛ばしたくなるが、ここで覚える動きはその後ずっと使う。特に次の四つは早めに体に入れた方がいい。

  • 弱攻撃と強攻撃の切り替わり
  • ガードからのパリィと回避
  • ランタンと「光を集める」
  • 馬の乗り降りと気力の減り方

序盤の街はエルナンドになる。酒場、雑貨、鍛冶、掲示板が固まっている。最初にやるべきなのはメインを少し進めることと、インベントリを広げることだ。バッグはすぐ溢れる。虫や石を片っ端から拾うと、回復薬も素材も入らなくなる。エルナンド周辺の店でインベントリ拡張を買えるので、銅貨が溜まったら優先して枠を増やす。サブクエストでも拡張が手に入るので、街中の「?」はできるだけ潰す。

紅 の 砂漠 攻略、最初の数時間でやること
紅 の 砂漠 攻略、最初の数時間でやること

ファストトラベルはアビスの痕跡を起動して解放する。痕跡は地上だと見つけにくい。先に一つ起動したら、高い場所から滑空しながら「光を集める」を使うと青い反応が出る。エルナンド北側の痕跡を早めに押さえておくと、以後の往復が楽になる。アビス標石も同じ光で反応するので、スキル強化用のアーティファクトもついでに拾える。

武器は最初の片手剣と盾、弓で十分回る。序盤で拾える「環刀」は扱いやすく、集団戦でも切れ味がいい。ショップで高い武器を急いで買うより、探索で拾ったものを焼き入れした方がコスパがいい。焼き入れは鍛冶屋で行う。素材さえあれば同じ武器を何度も伸ばせる。

料理は思っているより効く。生のまま食べるより、魚のお粥や焼き肉の方が回復量も持続も安定する。第2章あたりで受注できる「レイネの頼み」を片付けておくと、序盤の定番回復が揃う。肉は拠点や路上の放置肉、狩りで集まる。魚はナス川周辺で竿を買って釣る。魚が暴れている白いエフェクトが出たら、竿を逆方向に倒す。エフェクトが消えたら巻き取る。糸が切れるのは、暴れている最中に無理に巻いたときが多い。

犯罪システムは序盤の罠だ。柵を壊す、民家の棚を漁る、人目のある場所で覆面なしに盗む。これだけで指名手配になる。序盤は罰金を払う金もないし、免罪符も高い。誤って器物を壊したら、抵抗せず捕まった方が被害は小さい。盗みをやるなら、覆面を入手したあと、人の視線がない裏路地か夜間に限定した方がいい。貢献度は5ずつ落ちるので、やりすぎると街の対応が冷たくなる。

動物は撫でるだけでも好感度が上がるが、餌を置いた方が早い。猫は逃げるので、先に餌を置いてから近づく。犬は比較的素直だ。拠点で飼えるようになると、ただの装飾ではなく探索の相棒になる個体もいる。

効率よく進める順番

メインを完全に放置すると、移動手段も拠点もスキルも遅れる。逆にメインだけ突き進めると、気力不足とバッグ不足で同じ道を何度も歩くことになる。実際に回して楽だった順番はこうだ。

第1章までメインを進めて、摂理の力と滑空の基礎を解放する。遠くの物を掴む、壁に吸着する、高所から滑空する。この三つの感覚がつかめると、地図の見方が変わる。第2章でリフトと集中が入る。リフトは障害物を持ち上げる。集中は時間をゆっくりにして攻撃を見切る。パリィが安定しない人は、ここで集中を練習した方がいい。第3章でキャンプが解放される。ここが最初の大きな分岐点だ。

紅 の 砂漠 攻略、最初の数時間
紅 の 砂漠 攻略、最初の数時間

キャンプが開いたら、メインを少し止めて拠点を整える。袋運びや岩壊し、旗立てといった作業クエストは地味だが、以後の派遣と倉庫に効く。キャンプ資金をある程度入れておくと、報酬や機能が伸びる。最初から完璧な街にする必要はない。倉庫、簡易ベッド、料理場、馬の世話ができる場所があれば十分だ。

スキルはアビスアーティファクトで伸ばす。振り直し用の色褪せたアーティファクトは序盤preciousなので、最初の振りは慎重に。おすすめの優先は次の通り。

  • 気力をLv4〜5まで上げる
  • 摂理の力をLv2まで(空中機動)
  • 滑空をLv2まで(高速滑空)
  • 二段ジャンプ
  • そのあと生命力、感覚、戦闘スキル

気力はダッシュ、崖登り、滑空、戦闘の全部で減る。上限が低いと、美しい景色の途中で地面に落ちる。探索型のゲームなのに移動が苦しい状態が、いちばん時間を溶かす。戦闘スキルは「回転切り」と「掌波」を先に体に入れる。回転切りは弱+強の組み合わせで出せる範囲攻撃で、囲まれたときに盾持ちも崩しやすい。掌波は敵を怯ませて防御を落とす起点になる。集団では回転切り、単体の硬い敵には掌波から掴みや強攻撃、という使い分けで序盤は足りる。

装備は「今使っている武器」にアビスギアを載せる。スロット解放は金がかかるので、使い捨ての武器には開けない。序盤に評価が高かったのは亡国シリーズの一部防具、虚像の剣、闇の誓約、精巧な金細工のネックレスあたり。場所は探索とボス報酬に散らばっているので、全部を狙って周回する必要はない。手に入ったものを強化して持っていく方が早い。

金策は派手な無限手段を追うより、まず死体を調べる癖をつける。灰色の点がマップに残っている死体は、銅貨と装備の宝庫だ。次に不要品を店売り。買い戻しはできるが値段が上がるので、本当に使う素材以外は売っていい。中盤以降は金塊、金のリンゴ、交易品、採掘が効いてくる。ドリルが手に入ると金鉱石の効率が一気に上がる。ただし序盤から採掘ばかりしていると、ストーリーで解放される移動手段を逃して遠回りになる。

馬は早めに一騎確保する。伝説級を最初から追わなくていい。並の馬でも、気力管理と回復餌さえあれば大陸の移動が変わる。馬が暴れているイベントでは、尻が向いている方向にスティックを合わせると落ち着きやすい。高所からの滑空と馬を組み合わせると、エルナンド周辺の往復はかなり短くなる。

戦闘で実際に効いた考え方

このゲームの雑魚は、一人なら強くない。三人以上に囲まれると急に重くなる。オープンワールドなので、敵拠点に正面から走ると弓と槍が同時に来る。先に弓を落とすか、建物の陰に引きずり込む。屋根の上の敵は、こちらから登って落とす方が安全だ。

パリィは万能ではない。出が速い攻撃と、属性付きの重い攻撃は見切るより回避した方がいい。集中が解放されたら、わからない攻撃は一度スローで見る。ボスは体感ゲージを削ってダウンを取る戦いになる。ダウン中に大技を叩き込む。料理は戦闘中に食べられるので、ボス前に魚のお粥と気力回復を複数持っていく。止静丹は復活用。 sequentialに使うとすぐ無くなるので、拠点に戻れる状況なら温存する。

二刀流は手に入ってからが本番だ。片手のリーチが短く感じる相手に、速度で押せる。ただしガード性能は落ちやすいので、パリィが安定してから切り替える。元素付きの機械武器はデレシア以降に輝く。序盤から電撃や氷を無理に集めに行くより、第2章の要素を解放してからの方が事故が少ない。

指名手配の生け捕りは、回避からの蹴りで馬乗りになって拘束する。事前に体力を削っておくと成功しやすい。遠くから走って組み付くより、一歩外側でタイミングを見た方が取りこぼしが減る。

探索と謎解きで詰まりやすいところ

古代遺跡とアビスのギミックは、攻撃ボタンを連打しても解けない。掌波で石盤を押す、鐘を特定の順で鳴らす、光を反射させる、ランタンで暗い通路を読む。詰まったら、まず「光を集める」を周囲に使う。ギミックの核はたいてい青く反応する。

壁は見た目以上に登れる。垂直に見える崖でも、出っ張りがあれば気力次第で上がる。途中で気力が尽きたら、一旦横に移動して足場を探す。無限に空中で突きを繋いで飛ぶ技もあるが、序盤の気力では事故る。まずは正規の滑空と二段ジャンプで高さを稼いだ方が安定する。

天候と気温は装備で緩和する。寒い川沿いや氷の敵がいる場所では、耐寒寄りの防具がないと回復が追いつかない。暑い砂漠側は逆。対策装備は無理にコンプしなくていいが、その地域に入る前に一式は用意する。

知識と冒険日誌は、ただの図鑑ではない。同じ素材でも、知識が入っているかどうかで売値や調理の効率が変わることがある。新しい生物や道具を見つけたら、調べるを忘れない。

倉庫は最初の仮キャンプのテント付近にもある。バッグを圧迫する重い素材は、その都度預ける。補給物資の箱から中身を全部出すと、後で困ることがある。必要なものだけ取る。

中盤以降で差がつく習慣

第5章あたりから世界が一気に広がり、デミアンの同行やアビスギアの合成が本格化する。ここで効くのが、序盤に作っておいた習慣だ。

メインを進めて地域の敵対を解く。デメニスは兵士に襲われる期間がある。無理に街へ潜入せず、章を進めて関係が変わってから商いした方が安全だ。キャンプの派遣は、自分で走らなくても素材と金が入る。毎日のように戻って出す。研究と魔女は、アビスギアと生産の要になる。エルナンド北の洞窟周辺で魔女に会えるタイミングがあるので、装備を固定できたらスロットを開けてもらう。

ペットと乗り物は収集要素に見えるが、移動と戦闘の補助になる個体が混ざっている。ドラゴンや機械に乗れるようになると、地図の縮尺が変わる。ただし解放前に「今の馬と滑空」を磨いておかないと、新しい乗り物の操作でまた詰まる。

金策の比重は中盤で採掘と交易に移る。馬車が手に入ると、売れないと思っていた品も市場に流せる。闇市の情報は街の噂と掲示板を見て追う。無限に金塊を出す手順を最初から追うより、キャンプと採掘が回り始めてからの方が再現しやすい。

難易度は途中で変えられる。詰まったボスだけ下げて、探索は元に戻す使い方でいい。イージーにしても世界の広さは変わらない。戦闘の手応えだけが変わる。

操作設定は最初に触っておく。視点の段階切り替え、照準、ダッシュの誤入力。フリーズや負荷が気になる環境なら、画質よりフレームの安定を優先した方が探索は快適だ。このゲームは「綺麗な画面で10分歩いて落ちる」より、「少し荒くても滑空が続く」方が攻略向きだ。

やってよかったこと、やらなくてよかったこと

やってよかったのは、死体を必ず調べること、気力を先に上げること、キャンプを第3章でちゃんと開くこと、料理を戦闘前に作っておくこと、光を空から探すこと。この五つだけで、序盤のストレスはかなり減る。

やらなくてよかったのは、最初から全スキルを平均的に振ること、バッタや蝶を袋いっぱい拾うこと、犯罪を序盤から試すこと、伝説の馬だけを何時間も追うこと、メインを放置して素材周回だけすること。後から振り直せるものと、時間だけ消えるものが混ざっている。

三人の操作キャラは、アーティファクトを共有する。クリフを後回しにしてサブキャラを先に育てると、本編のボスで苦しくなる。まずクリフの気力と移動、生命力を整えてから、ウンカとデミアンに回すのが無難だ。

まとめ

『紅の砂漠』は、上手い人向けのゲームというより、準備した人ほど景色が広くなるゲームだ。広いマップに圧倒されても、やることは単純でいい。痕跡を灯す。気力を伸ばす。キャンプを動かす。死体を調べる。囲まれたら回転切り、硬い相手には掌波。それだけでも第3章までは十分に進める。

ファイウェルは、急がなくても減らない。むしろ寄り道した場所に、あとから必要になるドリルやレシピ、馬、アビスギアが落ちていることが多い。メインの熱量は高いが、途中で一度立ち止まって拠点の鍋を覗いた方が、後半は楽になる。

夜の奇襲から始まる旅は長い。灰色たてがみを立て直す過程で、戦闘も探索も生活も、少しずつ自分の型になっていく。まずはエルナンドの空から光を探して、最初の痕跡を灯すところからでいい。そこから先の砂漠は、走れるようになってからで間に合う。

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